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上白石萌音 小学6年で女優の夢をあきらめるも 1年後に芸能界へ「やっぱ好きだなって」原点は

[ 2022年2月7日 12:23 ]

上白石萌音
Photo By スポニチ

女優の上白石萌音(24)が6日放送のTBS系「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)に出演。女優の夢をあきらめた過去について語った。

上白石は2011年の「東宝『シンデレラ』オーディション」で審査員特別賞を受賞し芸能界入り。14年公開の映画「舞妓はレディ」で映画初主演、16年には劇場アニメ「君の名は。」で主人公・三葉の声を演じ話題となった。20年にはTBS系「恋はつづくよどこまでも」でヒロイン・七瀬を演じ、昨年スタートしたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」では1人目のヒロイン・安子役を務め、年末の紅白歌合戦にも初出場するなど大活躍を見せた。

芸能活動の原点を聞かれた上白石は「地元の鹿児島で、ミュージカルの教室に通ってたんですけど、5歳とか6歳ぐらいから。小さい時から歌うことと踊ることが大好きだったんですよ。それを見た母が、『ミュージカル、教室行ってみる』って言ってくれて。私の好きなものが一気にできる場所を見つけたって思いました」と振り返った。その思いは「今も、これが好きだって思います」と変らないとした。

2011年、中学1年の時に受けた東宝のオーディションをきっかけに芸能界入りした上白石だが、その前の年には「一回舞台女優になりたいって言って両親に相談したことがあって」と告白。「その時に『すっごく冷静に、凄く考えなさいよ』『本当にひと握りの人しかご飯が食べていけない世界だよ』って言われて、賛成でも反対でもないんですけど、凄く考えることを促してくれて。私は何日か考えてあきらめようと思ったんです。この夢を」と小学6年生で女優の夢をあきらめたことがあったとした。

その気持ちに再び火をつけてくれたのが、ミュージカル教室の先生だった。上白石は小学3年生から5年生までメキシコで生活し、教室から離れていたが、「小学校6年生でまた教室に戻ったときに、先生に『変わったね』って言われたのを覚えています。それで、その年に東宝『シンデレラ』ってオーディションをすすめてもらって。変わった私を見て先生が背中を押してくれた。先生は恩人です」と明かした。

「落ちたら本当にあきらめられるって思って、決別の意味で受けたんですよ、私」としながらもオーディションでは審査が進むとさまざまなレッスンがあり、「受ける中で、『はあー、やっぱ好きだな』って思っちゃって。あきらめるつもりで来たのに、やりたくなっちゃったって」と上白石。

結果は見事に審査員特別賞。インタビュアーの林修が「自分の原点はそこだって言い切れる場所をお持ちなんですね」と感心すると、上白石は「はい。はっきりと原風景があります。今もなんかつらいなあ、うまくいかないなって思うと、あの教室を思い出すようにしてます。ただただ楽しくて、ただただ好きでやってたときって」。芸能界入りについて両親は「受賞しちゃったら後には引けないので、その瞬間から応援してくれてました。授賞の日の夜はうちの家族女3人は爆睡してたみたいですけど、父だけ朝まで眠れなかったみたいです。興奮しちゃって」と笑ってみせた。

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