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次期朝ドラ「エール」語りは声優・津田健次郎が初担当「全くの想定外 僕でいいんですか?」イケボも公開

[ 2020年2月20日 16:00 ]

次期NHK連続テレビ小説「エール」を語りを務めることになった声優の津田健次郎
Photo By 提供写真

アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」「テニスの王子様」「ゴールデンカムイ」などで知られる声優の津田健次郎(48)が、3月30日にスタートする次期NHK連続テレビ小説「エール」(月〜金曜前8・00)の語りを担当することが20日、分かった。番組公式サイトで発表された。津田が朝ドラの語りを担当するのは初で、男性声優の起用も近年珍しい。津田は「小学生の頃から見ていた連続テレビ小説の語りを務めることになるとは、全くの想定外で驚きました。オファーを頂いた時は『僕でいいんですか?』と戸惑いながらも、とてもうれしかったです」と驚きと困惑があったことも明かしながら、大喜びしている。耳に心地よい"イケボイス"が2020年の朝を彩る。

番組公式サイトや公式ツイッターには津田の"イケボ"を公開。本人自らが発表した19年前期「なつぞら」のウッチャンナンチャン・内村光良(55)らを除き、朝ドラの語り発表に音声も付けるのは異例の試み。今回は声優の津田とあり、いち早く視聴者に声を届ける形を採った。

俳優の窪田正孝(31)が主演を務める朝ドラ通算102作目。男性主演は「マッサン」の玉山鉄二(39)以来6年ぶりとなる。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909〜1989)と妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・関内音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。

朝ドラの語りに起用された声優は、近年だと「マッサン」の松岡洋子(65)、15年前期「まれ」の戸田恵子(62)らがいる。男性声優となると近年は珍しく、過去に1968〜69年「あしたこそ」、80年前期「なっちゃんの写真館」、82年前期「ハイカラさん」の川久保潔らがいる。

津田は大阪府出身。1995年にテレビアニメ「H2」で声優デビュー。「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の海馬瀬人、「テニスの王子様」の乾貞治、「ゴールデンカムイ」の尾形百之助など数々のアニメに出演。洋画の吹き替えはコリン・ファレル(43)や映画「スター・ウォーズ」のカイロ・レン役などで知られる。ナレーションやラジオパーソナリティーの他、近年は役者業以外にも映像監督、舞台演出なども手掛けている。

朝ドラの語り初挑戦に「素敵な物語が繰り広げられており、台本を見るのが毎回楽しく、いち視聴者の気持ちで台本を読ませていただいております。 ナレーション的には『エール』の世界観をさらに明るく楽しく、皆さまにお届けできるように頑張っています」と意気込んでいる。

制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサーは「今回の"語り"は客観的なことに加え、心情も語り、時に登場人物にツッコミを入れたり、時に嘆いたり、それも音楽がガンガン鳴っている中で、視聴者にも聞こえるように語らなくてはならない、一筋縄ではいかない"語り"となっています。津田健次郎さんは落ち着いた声で聴き取りやすく、耳に心地よく、何より、うまい!」と起用理由を説明。「津田健次郎さんの"イケボイス"が『エール』をさらにおもしろくナビゲートしてくれます。どうぞ、お楽しみに!」と期待している。

主題歌は福島県で結成され、「キセキ」「愛唄」などの数々のヒット曲で知られる"覆面"男性4人組ボーカルグループ「GReeeeN」が初担当。「星影のエール」を書き下ろした。

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