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黒木瞳 母の言葉を振り返り涙、宝塚受験料は「ボーイフレンドに借りた」と明かす

[ 2019年12月8日 17:53 ]

女優の黒木瞳
Photo By スポニチ

女優、黒木瞳(59)が8日放送のフジテレビ系特番「伝説の母ちゃん」(後4・05)に出演。2007年に亡くなった母との思い出を語り、涙をこぼした。

黒木の母・武子さんは、福岡県内で営む食堂を切り盛りし「娘よりも美人」と評判になった美貌の持ち主。黒木が「自分がお母さんになる時は、いつも子どものそばにいるお母さんになりたいです」と小学生の作文に記すほど、多忙だったという。

高校3年時、両親に内緒で「ボーイフレンドに(受験料の)お金を借りて」宝塚音楽学校を受験した黒木は、見事に合格を果たした。当初の寮生活では「みんなお嬢様みたいで。やっていけるかな」と、自信をなくして母に電話することもあったが、「辛かったらいつでも辞めて帰って来てよかよ」と声をかけられ、励まされた。その後、宝塚歌劇団で活躍し、退団後も女優としても人気となった。

デビュー20周年を迎えた際、武子さんから一通の手紙が寄せられた。「よく頑張ったね。皆様のおかげです。貴女は本当に幸せ者です。今、自分をよくやった、頑張ったとホメてあげなさい。家族一同、貴女を応援して見守っています。貴方のファンです、母より」という内容だった。

黒木は受け取った手紙の内容を振り返り、「20周年の時に初めて母が『自分をほめてあげなさい』って。今まで自分に厳しくしていたので、『ほめてあげてもいいのよ、自分を』って言われたときは、母にしか言えない言葉だなって思いましたね」と語り、涙。共演の志村けん(69)も、もらい泣きした。

「頑張りなさいとは言わないですね、いつでも帰ってきてよかよって。だから余計に頑張らなきゃいけないって」。母の言葉が原動力だ。「帰るところがある、故郷があるってことが心の支えになっているわけですよね、その言葉で。だから頑張ろうと切り替えられる」と続け、感謝の気持ちを表していた。

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