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尾上菊之助 新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」でケガ 8日夜の部休演&中止...松竹謝罪

[ 2019年12月8日 16:45 ]

9月に新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」製作発表に出席した尾上菊之助
Photo By スポニチ

東京・新橋演舞場で今月6日に開幕した新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」の主演を務める歌舞伎俳優の尾上菊之助(42)が8日昼の部(午前11時開演)でケガを負ったため、同日夜の部(午後4時30分開演)を休演し、同公演は中止になった。松竹が公式サイトで発表した。

松竹は「新橋演舞場12月『風の谷ナウシカ』に出演を予定しておりました尾上菊之助が昼の部におきまして負傷したため、本日12月8日夜の部の舞台を休演し、本日夜の部公演が中止となります。皆様には大変なご迷惑をお掛けいたしますこと、深くお詫び申し上げますとともに、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます」と報告し、謝罪。

負傷したのは三幕目の終盤。菊之助演じる主人公ナウシカが、巨大な鳥のキャラクター・トリウマに乗って花道からはけていく場面だったが、トリウマがつまずき、乗っていた菊之助が花道に落下。そのままはけたが、演技を再開できなかった。

昼夜通し上演のため、振り替えはきかず「なお、本日12月8日夜の部のご入場券の払い戻し方法につきましては、決定次第、松竹ホームページにて、お知らせいたします」。明日9日(貸切公演)以降については「12月9日(月)以降の公演につきましては決定次第、お知らせいたします。何卒ご諒承を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます」とした。

宮崎駿監督(78)が1982年から13年にわたりアニメ誌「アニメージュ」で連載し、84年にはスタジオジブリの第1回作品として自ら映画化した記念碑的な作品の歌舞伎化。菊之助は映画のテレビ放送を見て魅了され「原作を読んで、壮大で深いテーマにますます惹かれていった」といい、自ら歌舞伎化の交渉に当たった。

原作漫画全7巻を昼の部・夜の部通しで完全上演する意欲作。菊之助はナウシカ役を演じる。千秋楽は今月25日。

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