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磯谷広太がデビュー戦で判定勝ち 祖父・輪島功一氏が見守る前で冷静な試合運び

[ 2024年12月10日 19:36 ]

プロボクシング65・0キロ契約4回戦 磯谷広太《しろまる判定くろまる》藤原蓮 ( 2024年12月10日 東京・後楽園ホール )

デビュー戦で判定勝ちした磯谷広(左)。右は父・和広トレーナー
Photo By スポニチ

元世界スーパーウエルター級王者・輪島功一氏(81)を祖父に持つ磯谷広太(17=輪島功一スポーツ)がプロデビュー戦に2―0で判定勝ちした。

祖父・功一氏が見守る中、立ち上がりから突進してきた相手に冷静なボディワークで対応しパンチを空転させた。2回と3回には右フックのカウンターで相手をぐらつかせ、4回には強烈なワンツーを顔面にヒットさせるなど強打の相手に技術の差を見せる完勝(×ばつ2)。「まだ実感はないが、4ラウンドを戦えたことはよかった。KOしたかったが、ある程度の経験ができたことはよかった」と安堵(あんど)した。

祖父とは対照的な左構えのアウトボクシングが武器。元ライト級3冠王者の吉野修一郎(33)ともスパーリングを行いカウンターに磨きをかけるなど、手応えを示したが「もっと自分から仕掛けて自分からつくるボクシングをしないといけない」とプロ5戦目の藤原蓮(黒潮)に勝利しても気を引き締めた。

すでにプロデビューし、同興行で日本ユース・ウエルター級王座決定戦に出場する叩き上げの兄・大心(23=同)とは異なり、駿台学園で3年間アマチュアボクシングを経験し、全国大会にも2度出場した。この日は兄のトランクスを着用してリングに立ち「力を借りました」と笑顔。この日、セミファイナルに出場する兄へ「いいバトンをつなげたと思う」と笑顔で話した。

今後は来年の新人王出場を目指し、兄を超える全日本制覇が目標。「まだまだ実力は足りない。もっと成長したい」と高みを見据えた。

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