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原辰徳氏 殿堂入りの掛布雅之氏を祝福、"若虎"との対戦「阪神には負けても掛布さんには負けない」

[ 2025年1月16日 15:30 ]

野球殿堂入り通知式 野球殿堂入り通知式を終え写真に納まる掛布雅之氏(中央)。左は王貞治氏。右は原辰徳氏
Photo By 代表撮影

野球殿堂博物館は16日、今年の殿堂入りを発表。競技者表彰のエキスパート部門では、通算349本塁打で「ミスタータイガース」と呼ばれた元阪神の掛布雅之氏(69)が選出された。都内で行われた表彰式にゲストとして出席した巨人前監督の原辰徳氏(66)から祝福のメッセージが送られた。

「歳は3つ先輩になります。私の学生時代、縦じまのユニホームを着た、まさに若虎。若虎として活躍している掛布雅之に憧れておりました」と語った原氏。「甲子園で喝采、拍手一番多く受けた選手だと思います。どこか孤高の天才と言いますか、独特の雰囲気を持たれて、大したことには動じず喜ばず、どんなことがあっても威風堂々とプレーされている姿に大変感銘を受け、憧れたものです」と続けた。

「甲子園の(ボードの)同じ位置に掛布、原というのが並んだ。"阪神には負けても掛布さんには負けない"という意識を強く持って、ともに歩んできたと。素晴らしい同志であり、先輩であったと」と常に対抗心を抱いていたことを明かし、「そういう掛布さんが殿堂入り。ふさわしい人間だと思います」と祝福。「これから野球界の発展のために、同世代として私自身も頑張っていきたいと思います。今後の掛布さんに大いに期待して、あいさつに代えさせていただきます」と締めくくった。

掛布氏は昨年、当選必要数にわずか2票足りずに殿堂入りを逃したが、今年は有効得票数145票のうち111票を獲得。得票率76.6%で殿堂入りを果たした。

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