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巨人・井上温大 左のエース背番「21」勝ち取る チキン食べてキチンと2桁勝利へ

[ 2025年1月16日 05:30 ]

今年の漢字に「勝」と書いた井上(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

エースへの道は自ら切り開く。巨人・井上が川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを公開。昨季に自己最多の8勝を挙げた23歳は、左のエースナンバーでもある背番号「21」について「もらえるなら今すぐにでも欲しい。左投手の憧れの背番号でもある」と言った。

高卒5年目の昨季に大きく飛躍し、11月の国際大会「プレミア12」では侍ジャパンにも初選出。オフに入って背番号を97から変更する動きもあったが、阿部監督が「2、3年やって(成績を残して)から」とストップをかけた。報道を通じてその事実を知った井上も、背番号変更が簡単ではないことは分かっている。阿部監督ら首脳陣、そして球団に認められるため「まずは2桁勝ちたい。絶対に達成したい」と誓った。

球界ではDeNA時代の今永(現カブス)や昨季にソフトバンクで引退した和田毅らが背負い、球団OBでも高橋尚成、宮本和知らが託された左投手にとっては特別な番号。「できることなら、そういう背番号を背負ってマウンドに立ちたい」と改めて21番への強い思いを口にした。

覚悟は行動にも表れている。このオフからは体脂肪率を落とすため、昼も夜も鶏肉を積極的に摂取。既に約2%も減って体の切れもアップしており「積み重ねていけば、自分の理想の体脂肪になる」と手応えもにじませる。

「周りに認められて背番号は変わる。行動、言動、成績、全部そう思ってもらえるようにやっていきたい」と井上。チームはもちろん、将来的には球界を代表する左腕を目指し、勝負の6年目に挑む。(村井 樹)

▽プロ野球における背番号21 多くの好投手がつけてきたが、ここまで永久欠番はなし。巨人では高橋一三、宮本和知、高橋尚成ら左腕が多い。今季の12球団では日本ハム・清宮幸が唯一の野手で、今永がカブスに移籍したDeNA、巨人など4球団が不在。他の全7球団は投手で、左投手では楽天・早川、西武・武内、中日はドラフト1位の金丸がつけている。

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