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阪神ドラ2今朝丸 巨人ドラ1石塚との対戦に闘志メラメラ「いいライバルになる」新人研修会で再会

[ 2025年1月11日 05:15 ]

村山実氏のレリーフの前で写真に納まる阪神の今朝丸(左)と伊原
Photo By 代表撮影

日本野球機構(NPB)の新人研修会が東京都内で開かれ、12球団の新人選手121人と審判員2人が参加した。阪神ドラフト2位・今朝丸裕喜投手(18=報徳学園)は、昨夏のU18アジア選手権で、高校日本代表としてともに戦った巨人ドラフト1位・石塚裕惺内野手(18=花咲徳栄)と久しぶりに再会。将来的な伝統の一戦での対決を心待ちにし、「石塚斬り」を誓った。

早くも、ライバルに宣戦布告だ。今朝丸の視線の先にあるのは阪神―巨人の「伝統の一戦」での対決。高校日本代表ではチームメートとしてともに戦った石塚と久しぶりに顔を合わせると、闘志が自然と燃え上がった。

「プロの世界で対戦できるチャンスができたので、やってみたい感じはありますね。自分の持ち味であるストレートで、しっかりバッターを押していくイメージで抑えていこうかなと。また、いいライバルになるんじゃないかなと思います」

高校時代には一度も対戦はない。それでも今朝丸の脳裏には、すでに"石塚斬り"の青写真が描かれていた。2年連続で選抜準優勝の大型右腕VS高校通算26本塁打を誇った世代屈指のスラッガー。その二人が、「伝統の一戦」で火花を散らす。かつての阪神・掛布雅之と巨人・江川卓に代表されるような、同学年ライバルによる新たなTG名勝負の誕生に期待がかかる。

とはいえ、この日の舞台はグラウンド外。お互いのユニホームに袖を通していない時間は、ともに日の丸を背負って戦った仲間だ。顔を合わせると「寮生活はどう?」と互いに近況を報告し合った。

研修会の前には野球殿堂博物館を訪れ、自身も名前を連ねてある昨夏のU18日本代表メンバーの色紙を発見。「ここに飾られているんや、と。知らなかった」。いずれはプロでも侍ジャパンの一員としてプレーする日を思い描く右腕。そのためには、1軍で活躍することが不可欠となる。「(同世代の中で)いち早く自分が1軍に上がりたい」。世代のトップランナーとなるべく、決意を新たにした。(山手 あかり)

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