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巨人・浅野 レギュラー奪取へ3つの誓い「最低110安打」「守備でも貢献」「1軍で完走」

[ 2025年1月11日 05:30 ]

琴平署の一日警察署長を務めた巨人・浅野(撮影・村井 樹)
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高卒3年目を迎えた巨人の浅野翔吾外野手(20)が10日、「110番の日」にちなんで地元の香川県内で一日警察署長などを務めた。チームがリーグ連覇と2012年以来、13年ぶりの日本一奪回を目指す今季は、自身にとっても真価が問われる大事な一年。レギュラー奪取のために「最低110安打」、「守備でも貢献」、「1軍で完走」と3つの誓いを立てた。

雪もちらつく中、香川県琴平町内で行われたイベントに集まった地元民は約400人。期待の大きさを肌で感じた浅野は、自然と言葉に力がこもる。普段とは違う警察姿でも、勝負の3年目に向け「一年間を通して戦力(が目標)。去年は1カ月しかいなかったので、開幕から最後まで1軍にいたい」と語り、3つの誓いを立てた。

(1)最低110安打 昨季は終盤にスタメンに名を連ねるなど40試合に出場してリーグ制覇に貢献したが、決して満足していない。レギュラー定着へ、1月10日の「110番の日」にちなみ今季安打数は「最低110安打」と設定した。昨季、チーム内で110安打以上を放ったのは吉川(154)、岡本(150)、丸(146)だけ。入団から2年間で通算45安打の男にとっては高い目標と思われるが本気だ。「120、130と打てれば一番いい」とさらなる高みも見据える。

(2)守備でも貢献 屈辱の日も忘れない。昨年9月21日の広島戦の8回右翼守備。2点差に迫られ、なお2死二、三塁で小園の放った右前適時打を後逸した。結局、この回に一挙4失点して逆転負け。1軍で出場を続けるためには守備での貢献も必要だと痛感しており「ピッチャーが安心して投げられるように守備も頑張りたい」と誓う。

(3)1軍で完走 新外国人のキャベッジも加入するなど、外野の定位置争いは激しさを増したが、負けるつもりはない。「どうしようじゃなくて、絶対に獲るつもりでやる」と春季キャンプからアピールしてレギュラーを勝ち取り、最後まで1軍でシーズンを完走する。

昨年11月で20歳になり、年末は地元の友人らと酒を飲んで英気を養った。「しっかり体をつくって、(県民が)東京ドームに来ている時に活躍したい」。気温4度でも集まってくれた地元のファンに、プレーで恩を返す。(村井 樹)

≪香川県警本部では「一日通信指令長」≫浅野は香川県警本部で「一日通信指令長」、琴平署では「一日警察署長」を務めた。県警の無線を使って県内各署に対して「110番の適切な利用について広く県民の協力を得られるよう、積極的な広報啓発活動をお願いします」と指令。同県琴平町内で行ったトークショーでは「故郷の方が巻き込まれないよう、少しでも事件事故が減ってほしい」と交通安全などを呼びかけた。

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