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広島VSヤクルト 5時間1分の死闘も7―7ドロー 広島9投手含め26人使い切る 両軍合わせて48人

[ 2023年8月27日 23:33 ]

セ・リーグ 広島7―7ヤクルト ( 2023年8月27日 マツダ )

<広・ヤ>延長12回の末、引き分けに終わった新井監督(右)(撮影・平嶋 理子)
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夏休み最後の日曜日となった27日に行われた広島ヤクルト21回戦(マツダ)は5時間1分に及ぶ死闘の末、7―7の引き分けに終わった。

試合前まで今季マツダでの広島戦11試合全敗の5位ヤクルトが初回にサンタナの適時二塁打で2点を先制。だが、2位の広島はその裏、坂倉の2点適時二塁打で2―2の同点とすると、末包に6号満塁アーチが飛び出して広島が初回で6―2と波乱の幕開けとなった。

その後も両者譲らず、ヤクルトが3回に丸山和の2点適時二塁打で4―6と2点差に追い上げると、4回にはサンタナの14号3ランでヤクルトが7―6とついに逆転。だが、広島は8回に堂林の適時打で7―7の同点に追いつき、延長戦に突入した。

結局、延長戦では両者ともに得点入らず。7―7の引き分けに終わったが、両軍合わせて17投手が登板。特に広島は11回の時点でベンチ入りラスト9人目のアドゥワが登板し、アクシデントが起これば野手が登板するしかない状況となった。

それでもアドゥワは3回4失点KOされた先発投手・黒原に次ぐ長さの2回を投げて1安打無失点投球。ベンチに戻ると、中京大中京時代に夏の甲子園でエース兼4番として優勝した内野手の堂林から優しい笑みを向けられ、満面笑みの新井監督からは何度も肩を叩かれて好投を労われ、菊地原投手コーチもそれに続いた。

広島は敗戦がなくなった12回裏、1死から曽根に代打・会沢を出し、2死後に二塁打を放った坂倉に代走・羽月。堂林が申告敬遠されると代走・中村奨が起用されてアドゥワの代打に磯村と、ついに全投手に続いて全野手が試合に出場して文字通り"総力戦"となった。

磯村は三遊間の深いところへ打球を放ったが、二走・羽月が三塁ベースをオーバーラン。遊撃・長岡から三塁・村上にボールが渡ってタッチアウトとなり、最後はあっけない幕切れとなった。

終わってみれば両軍合わせて17投手(広島9投手、ヤクルト8投手)が登板。野手を含めると両軍合わせて48人(広島26人、ヤクルト22人)が出場するという戦いで、出場しなかった選手は広島ゼロ。ヤクルトは投手が阪口のみ登板せず、ベンチに残っていた野手は中村、沢井、三ツ俣だけという5時間1分の死闘だった。

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