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ソフトBドラ5・松本、トランプルームで描くビッグな夢 杉内&和田目標に左のエースへ

[ 2022年11月20日 05:00 ]

銀座うかい亭で、パティシエと写真に収まるソフトバンク5位の松本(撮影・花里 雄太)
Photo By スポニチ

トランプルームからビッグになる! ソフトバンクからドラフト5位指名を受けた亜大・松本晴投手(21)が19日、鉄板料理の名店で知られる「銀座うかい亭」で契約金4500万円、年俸800万円で仮契約を結んだ。

高級感の漂う銀座の名店で制球力が持ち味の最速145キロ左腕が、プロ人生のスタートを切った。仮契約締結後、松本はやや緊張の面持ちで会見場に足を踏み入れた。それもそのはず、この部屋は17年11月、米国のトランプ前大統領夫妻が初来日した際、故安倍元首相夫妻とプライベートで訪れた通称「トランプルーム」。伝え聞いた左腕は「びっくりしました」と感嘆の声を上げながらも「期待していただいているので、その期待に応えられるように1年目からしっかりと成績を残していきたい」と目を輝かせた。

憧れの投手はチームの先輩になる41歳の和田。「切れもあって変化球も素晴らしい。バランスのよい投手なので、そういう投手にならなければいけない」と目標に掲げる。一方で、福山龍太郎アマスカウトチーフは「フォーム以上に球威のあるボールがきて高い制球力が持ち味。タイプ的には杉内に近いかな」と評価。「杉内と和田、両投手のいいところを目指して、左腕エースと呼ばれるピッチャーになってほしい」と日米通算計297勝コンビのように高みを目指すことを求めた。

「1勝でもチームの勝利に貢献するのが夢。任された試合でしっかり自分の仕事ができるように練習を続けていきたい」と松本。球団が仮契約交渉で利用するのは初という名店から、必ずビッグな存在へと駆け上がる。(花里 雄太)

◇松本 晴(まつもと・はる)2001年(平13)2月24日生まれ、大阪市出身の21歳。小4から「大阪西ボーイズ」で野球を始める。花乃井中では「大阪生野シニア」でプレー。鹿児島・樟南では甲子園出場なし。亜大では21年4月に左肘のトミー・ジョン手術を受けて4年春に復帰した。球種は直球、カーブ、スライダー、チェンジアップ。1メートル81、84キロ。左投げ左打ち。

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