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西武のジーターだ!ドラ6中山、メジャー級の大型遊撃手目指す 1メートル90、99キロ

[ 2021年10月16日 05:30 ]

西武から指名あいさつを受けた白鴎大・中山(左)と藤倉監督
Photo By スポニチ

西武からドラフト6位指名された白鴎大・中山誠吾内野手(22)が15日、栃木県小山市の同大で大島裕行スカウト(40)から指名あいさつを受けた。日本球界では珍しい1メートル90の大型遊撃手。体重も99キロと恵まれた体を生かした長打力を武器に、将来はメジャー級の大型遊撃手として、強力打線の中核を担う存在を目指す。

大柄な体を少し丸めて、マイクの前に立った。中山は緊張した面持ちで、指名あいさつを受けて意気込みを口にした。

「西武は12球団トップクラスの打力があるチーム。長打力、勝負強い打撃が持ち味なので伸ばしていきたい。森友哉選手のフルスイングをまねできたら」

1メートル90、99キロ。現役時代1メートル80、85キロだった担当の大島裕行スカウトも小さく見える。同スカウトは「体格に恵まれてパワフル。大きいですけど、守備も足の動きもいいし反応も速い」と期待。大学時代に日本代表候補になるなど打者としての魅力はもちろん、日本球界では珍しい1メートル90を超える超大型遊撃手には夢が広がる。

日本では伝統的に小柄で俊敏な選手が多かった遊撃手。一方、メジャーリーグでは、大型遊撃手のスター選手は少なくない。先駆者と言えるのが、1メートル93だった2632試合連続出場のメジャー記録を持つカル・リプケン。その後、A・ロドリゲス、D・ジーターらが1メートル90で遊撃手として活躍した。今季ナ・リーグの本塁打王となったタティス(パドレス)も1メートル90、98キロ。タティスとほぼ同じサイズの中山には、日本球界の大型遊撃手のモデルケースとして期待がかかる。

18年から3年連続でゴールデン・グラブ賞を獲得する源田が、揺るぎないレギュラーとして立ちはだかる。「守備も打撃も一回り、二回り大きくならないと通用しない。内野、外野どこでも守れるように。将来的にショートを守りたい」。中山はその大きな体を生かして、高い壁を乗り越えるつもりだ。(川島 毅洋)

◇中山 誠吾(なかやま・せいご)1999年(平11)5月9日生まれ、栃木県出身の22歳。田原中では栃木ヤングベースボールクラブでプレー。青藍泰斗では1年秋からベンチ入り。甲子園出場はなし。白鴎大では1年春からベンチ入りし、3年秋に4本塁打。1メートル90、99キロ。右投げ左打ち。

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