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西武・今井「待っているボールじゃない」カーブの緩急で完投!4安打1失点で自己最多8勝

[ 2021年10月16日 05:30 ]

パ・リーグ 西武5ー1楽天 ( 2021年10月15日 楽天生命 )

<楽・西>完投で8勝目を挙げた今井は選手たちに迎えられる(撮影・篠原 岳夫)
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たかが1割、されど1割だ。西武・今井の武器は150キロを超える剛速球。それを最大限に生かすために、普段はあまり投げない120キロ台のカーブを中盤以降に多投し、緩急を生かした。127球中、13球を数えた。

「そんなに(打者が)待っているボールじゃないと思う。安定して良かった」。タイミングを外すだけではない。カーブは肘を前に出さないと投げられないため、フォーム修正にも役立つ。今井も「カーブを多めに投げ、上から(腕を振って)投げることができた」と手応えをつかんだ。

4安打1失点で今季3度目の完投を果たし、5年目で自己最多となる8勝目。「勝ち負けは最近気にしなくなった。毎試合、ハイクオリティースタートの7回2失点を目標にして投げている。それ以上の仕事ができて良かった」と胸を張った。

シーズン最終盤で見せた新しい投球スタイル。来季にもつながる快投に、辻監督も「いいフォームで投げていた。よく投げ切ってくれた」と称賛した。(花里 雄太)

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