[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

燕返しヤ!M6 先制されても逆襲されても...不敗神話だ!サンタナ2発&オスナ逆転V弾

[ 2021年10月16日 05:30 ]

セ・リーグ ヤクルト8ー7巨人 ( 2021年10月15日 神宮 )

<ヤ・巨>7回無死一、二塁、逆転3ランを放ったオスナ(右から2人目)はパフォーマンスを行う(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

ヤクルトは15日、ドミンゴ・サンタナ外野手(29)が2発を含む4安打3打点。ホセ・オスナ内野手(28)も逆転の13号3ランを放つなど、助っ人コンビで6打点を挙げ巨人に逆転勝利した。2人のアベック弾は今季5度目で5勝0敗。投げては清水昇投手(25)がプロ野球タイ記録となる47ホールド目を挙げるなど、一丸となった逆転劇で優勝マジックを1つ減らし6とした。

スタンドに消える打球を見届けると、一塁ベンチを指さした。オスナがバットを投げ、胸を叩く。神宮は大興奮だ。ベースを一周すると、山田にハイタッチで迎えられ、青木には抱きつかれた。

「みんなが諦めずに戦っているので、なんとかしたかった。気持ちで打ったよ。チームの勝利に貢献できるのは最高」

2点を追う7回。山田の左中間二塁打で1点を返し、なおも無死一、二塁。畠の内角低めの直球を引っ張り、左翼席中段へ逆転の13号3ランを運んだ。昨年からチームの課題だったのが4番・村上の後ろを打つ5番打者。昨季は固定できず12人が務めたが、今季はオスナが99試合に出場。直前に村上が四球で歩いた場面での一打は、まさに今季の打線の厚みを表していた。

反撃の口火を切ったのはもう1人の新外国人のサンタナだ。0―3の2回、左中間席へ16号ソロ。6回にはバックスクリーン右へ同点の17号2ラン。「最高の気持ちで思わず出ちゃいました」と珍しくガッツポーズ。今季2度目の1試合2発を含む4安打の大暴れで、新外国人コンビでしめて6打点。アベック弾は今季5試合目で5戦全勝となった。

躍進に欠かせない2人。8月5日、サンタナの29歳の誕生日に、ナインがケーキで祝福した。ろうそくの火を消そうとすると、オスナが顔面にべちゃ...。大きな笑いをかっさらった。オスナは不振だった9月上旬、髪を短く刈り込み気合を入れるなどチームにすっかりなじんでいる。新外国人が活躍できなかった巨人と明暗が分かれるような試合展開は、シーズンの成績にも表れている。

打ち勝ってルーズベルトゲームを制し、優勝マジックは6に。高津監督は「2人には去年はなかった打点や長打力を期待している。今日はまさにその通りの仕事をしてくれた」と絶賛した。オスナは「アリガトウゴザイマス、マタアシタ!」と日本語で締めた。最短Vは19日。6年ぶりのリーグ制覇へムードは最高潮だ。(青森 正宣)

続きを表示

野球の2021年10月16日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /