ドリーム・ガールズ。
2007年3月8日(木)
先日、話題の映画「ドリームガールズ」を観てきました。
ドリームガールズとは文字通り、3人のコーラスガールが夢をつかむというものですが、「シュープリームスの成功の裏側は実はこうなっていたのね」と誤解してしまいそうな内容。
しかし、ストーリーそのものよりもまず凄かったのが歌と演奏でした。
もうこれだけでも料金の価値は十分あったと思います。
まあ、そこが楽しみであったのですけれど。
このドリームガールズはもともとはトニー賞で6部門を受賞したブロードウェイミュージカルを映画化したものだそうで、「シカゴ」で脚本を担当したビル・コンドンが監督と脚本をしています。
コーラスガール役にはグラミー賞受賞者のビヨンセ・ノウルズ。
そして共演者にはあの「Ray」で名演したジェイミー・フォックスやエディ・マーフィという顔ぶれ。
「ヘイ!ステージで失神するのは俺が最初にやったんだぞ!」と言いふらすシーンもあるし、いつものエディ・マーフィー節も健在でしたが、いわゆるライブシーンのステージングがこんなにはまり役とはさすがでありました。
その意味ではマニアックなものだったりしちゃうことが多い音楽映画でありながら、このドリームガールズは特に「ダイアナ・ロス好きですか?」みたいな方に向けてのものではなく、誰もが楽しめるのではないかと思います。
まあしかし、アレサのようなジェニファー・ハドソンの歌声は凄かったです。
ラストシーンはハッピーエンドといきたいところですが、それは観てのお楽しみですね。
スタッフ求む。
2007年3月11日(日)
ジャズ&ブルース、ライブハウス「ルースター」グループでは1名アルバイトを募集いたします。
勤務時間は週4日から6日で夕方4時から夜の12時。
料理を作るのと接客が大好きという20代の方(PAもできたらなおOKです)。
我こそはと思う方はぜひ簡単な自己PRをメールくださいませ。
honten@ogikubo-rooster.com 佐藤ヒロオまで
追伸:
おかげさまで決定いたしました。ありがとうございました。
JAPAN BLUES&SOUL CARNIVAL’07
2007年3月13日(火)
毎年恒例だったジャパンブルースカーニバルが昨年より、ジャパンブルース&ソウルカーニバルという名前に変わりました。
例年は5月に行われることが多かったこのコンサートですが、今年も昨年に続き7月に開催されます。
以下は詳細です。
2007年7月22日(日) 開場15:00 開演15:45 7000円−
会場:日比谷野外音楽堂
出演 KoKo Taylor/Lurrie Bell/吾妻光良&スィンギン・バッパーズ/マダムギター長見順
例年はルースターでもチケットを取扱っておりますが、発売予定はまだ先になります。
とりあえず現在わかっている情報のみ。
ブルースの女王、KoKo Taylorはシカゴでサインをもらってしまいました。
でもあれっすねー。今回はタイトルは昔のままのジャパンブルースカーニバルでぜんぜんよさげですね。
発売予定など詳しいことがわかりましたらまたここに書きますのでお楽しみに。
杉並高校吹奏楽部にもらう勇気。
2007年3月27日(火)
今日の昼間、当店の2号店、ノースサイドのそばにある杉並公会堂の大ホールに初めて入ってみました。
都立杉並高等学校吹奏楽部のコンサートがあったからです。
なぜ、高校の吹奏楽部のコンサートなど聴きに行くのかというと、実は数年前にこんなことがあったからなのです。
「あのー、杉並高校吹奏楽部のものですけど...」。
うら若き高校生が非常に緊張した面持ちで当店へやってきました。
「高校生がいったいなんだろう?」と不思議に思った私は「はい、なにか御用ですか?」と聞いてみました。
高校生は小さな声で「吹奏楽部のコンサートのプログラムに広告をお願いしたいのですが...」と言うのです。
私は少なからず「偉い」と思ってしまいました。
なぜならば、彼らは高校生でありながら自分たちの足で見ず知らずのお店に広告の営業をしているからです。
学校関係のコンサートプログラムというものは商店街の八百屋さんとか魚屋さんとかそういったお店が広告を載せているものというイメージ。
彼らのプログラムもその類ではないかと思い聞いてみるとやはりそのようです。
私は二つ返事で「はい、いいですよ。サイズと入稿の締め切り日を教えてください」と言ったのでした。
あれから数年、毎年新しい吹奏楽部の学生が同じお願いをしにやってきていました。
変な話、広告にはほどんど影響力はないであろうとは思います。しかし、彼らのひたむきな姿勢に心を打たれ、私は広告を出し続けていたのです。
これは私自信が行っている当店のチラシを飛び込みで置かせていただいているという行為にどこか似ているものを感じたからかもしれません。
ちなみに私の場合、ただチラシを置かせてもらうだけですので彼らのような広告営業ほど難しくはありません。
ただし、チラシを置かせてもらうだけですが置いていくだけでは相手のお店にとって何もプラスにもなりません。
それでは申し訳ないのでお店であれば何かを購入したり、スタジオなどでは相手方のチラシを持って帰ったりしています。
おかげでルースター開店以来約10年、一軒たりとも断られたことはありません。
それどころか「ルースターさんのチラシは配りますからもっと持ってきてくださいよ」と言ってくれたりもして嬉しいかぎりです。
さて、話がそれてしまいましたが、毎回、時間が合わなかったり、なんらかの理由で行くことができなかった杉並高校吹奏楽部のコンサートをついに聴くことができたのです。
なんと吹奏楽部は総勢160名。コンクールにも入賞する名門だそうで大ホールは満員です。
水色のブレザーの部員160人が入れ替わり立ち代り演奏するのですが、これが凄い。
「高校生の演奏でしょ」と思っていたら大間違い。とてつもなくかっこいいのです。
トランペットやトロンボーン、コントラバスやサックスなど、普段聴き慣れている楽器パートも大勢います。
私は「ああ、彼らこそ原点なんだ」と思わせながらもその真剣でひたむきな姿勢と質の高い演奏に心が高鳴りました。
「ぜひ聴きに来てください」と真剣に頼まれていたのにもかかわらず、これまで行くことが出来なかった自分を少なからず反省。
私は高校生に勇気と元気をもらって帰ってきたのです。私たちも当店の出演者も聴いていただくことに慣れてしまってはいけないのです。
聴いていただくからにはベストを尽くす、そんな気構えが必要ですね。今日もがんばるぞ。