1 固定

2 水洗

3 切り出し

4 番号付け

5 脱水

6 脱アルコール

7 パラフィン浸透

8 パラフィン包埋

9 台木につける

10 薄切

11 脱パラフィン & 浸水

12 染色

13 脱水・透徹・封入

12 染色

ウェルケ(Woelcke)染色法(髄鞘染色)

鉄ヘマトキシリンで髄鞘を染める染色法。

染色手順

1薄切15μm
2スライドに貼付けシランコーティングのスライドグラスに貼付ける
3脱パラフィンキシレン3槽、各10分
4脱キシレン100%エタノール3槽、各5分
5浸水95%、70%エタノール各5分
6流水洗水道水
7水洗蒸留水
8媒染2.5%鉄ミョウバン水溶液一晩
9水洗蒸留水×ばつ3回
10染色Heidenhainのヘマトキシリン染色液1〜4時間
11水洗蒸留水数回、1〜2時間、皮質が白くなるまで
12脱水70%、95%エタノール各5分
13脱水100%エタノール3槽、各5分
14透徹キシレン3槽、各10分
15封入

染色液

Heidenhainのヘマトキシリン

使用直前に調整

  1. ヘマトキシリン1.5gを100%エタノール30mlに溶かす。
  2. 蒸留水270mlに加える。
  3. 飽和炭酸リチウムを15cc加える。
  4. 1 〜 3 の順にまぜる。

ニッスル染色との重染色

  • ウェルケ染色で髄鞘を染色した後に、ニッスル染色で核を染色すると、KB染色の代替となる。
  • 特に凍結切片の場合、KB染色の代替染色となる。
  • 凍結切片をKB染色すると非特異的反応が目立つことがある。
  • ウェルケはKBよりも非特異的反応の目立たない標本ができる。
写真1 ウェルケ染色(左)とKB染色(右):凍結切片・大脳皮質
写真2 ウェルケ+ニッスル染色(凍結切片・前額断)
写真3 ウェルケ+ニッスル染色(凍結切片・内包)

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