日高屋、富士そば、リンガーハット社長に聞く!ラーメン店大倒産時代の生存策

ダイヤモンド編集部
有料会員限定
記事をクリップ
URLをコピー
記事を印刷
Xでシェア
Facebookでシェア
はてなブックマークでシェア
LINEでシェア
noteでシェア
外食の王様 7皿目_ラーメン店大倒産時代の生存策Photo:Hiromi Kudo/gettyimages

麺類業態のチェーン店が多業態化戦略に走りだしている。背景にあるのは国内麺類業態の店舗数が飽和状態という危機感だ。新業態の立ち上げやM&Aなど、各社は次の手を模索している。特集「外食の王様」7皿目では、ハイデイ日高の高橋均社長、ダイタンホールディングスの丹有樹社長、リンガーハットの佐々野諸延社長のインタビューとともに、麺類業態の生き残り策を占う。

「週刊ダイヤモンド」2020年1月11日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの

ラーメン店の倒産は過去最高水準
市場飽和で始まる他業態化

脱サラしてラーメン店をオープン、人気店になって人生大逆転――。

サラリーマンの"第二の人生"の選択肢として根強い人気を誇るラーメン店。だがこうしたサクセスストーリーを体現できる人は今も昔も一握りだ。

帝国データバンクによれば、ラーメン店を含む「中華・東洋料理店」の2019年の倒産件数は11月末時点で96件。過去最高を記録した17年と同水準の数字だ。

背景にあるのは、市場の飽和だ。日本フードサービス協会によれば、18年のラーメンやうどん、そばなど麺類の店舗数は、前年比2.4%増加。外食全体の店舗数の伸びの同0.4%を上回る。

ところが、売上高を見ていくと、外食全体の前年比2.3%増に対して、麺類は同1.5%増と業界の成長を下回る水準なのだ。

参入しやすいために店舗数が増加して飽和状態になり、市況が悪化する――。麺類を取り巻く状況に、大手チェーンも頭を抱える。

「既存の業態をこれ以上増やすのは難しい。第二の柱を早くつくりたい」(大手チェーン幹部)

危機感を募らせる大手チェーンが、生き残りのためにかじを切るのは「多業態化」だ。

記事一覧

予告編

外食経営者の「本音と手腕」をアンケート&ランキングで徹底解剖!

2020年1月14日

1皿目

いきなり!ステーキ社長は抹茶推し!?外食トップ31人が選ぶ「20年に流行る食」

2020年1月14日

2皿目

「次のタピオカ」を原宿女性100人が選出!2位チーズティー、1位は?

2020年1月14日

3皿目

外食トップ18人が明かす「お手本」、マック・サイゼにグーグル・トヨタ

2020年1月15日

4皿目

外食トップが他店の「まずいメシ」を匿名暴露!16選

2020年1月15日

5皿目

スシロー、くら寿司社長が激白!「回転ずし」国内・海外戦略の秘策

2020年1月15日

6皿目

外食トップ87人「経営偏差値」ランキング!"外食の王様"は誰だ?

2020年1月16日

7皿目

日高屋、富士そば、リンガーハット社長に聞く!ラーメン店大倒産時代の生存策

2020年1月16日

8皿目

「キッチンカー」が稼げる場所ランキング!2位神宮前6丁目、1位は?

2020年1月16日

9皿目

外食経営者vs従業員「収入格差度」ランキング97社!1位は倍率163倍

2020年1月17日

10皿目

吉野家、KFC、丸亀製麺V字回復の裏にP&G・USJ出身マーケッターあり

2020年1月17日

11皿目

タピオカバブルで「無洗米」がピンチに陥る意外な理由

2020年1月17日

12皿目

外食企業「従業員満足度」ランキング!3位庄や、2位スタバ、1位は?

2020年1月18日

13皿目

外食店長・覆面座談会、人手不足に無休、転勤でコンビニよりつらい!?

2020年1月18日

14皿目

「晩杯屋」「いこい」、赤羽系せんべろ激安ビジネスモデルの秘密

2020年1月18日

15皿目

キャッシュレス狂騒曲後に商店主を襲いかねない「手数料上昇リスク」

2020年1月19日

16皿目

「ミシュラン東京」に見るセレブ飯の興亡、鉄板焼きが消えた!?

2020年1月19日

デザート

【動画】外食トップ10人が激白!「2020年に流行る食」とその理由

2020年1月19日

この記事に関連する企業

あなたにおすすめ

特集

アクセスランキング

  • 最新
  • 昨日
  • 週間
  • 会員

最新記事

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /