年末年始の「帰省ブルー」カウントダウン、親と子に本音を聞いたら"心の葛藤"が深すぎた

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年末年始の「帰省ブルー」カウントダウン、親と子に本音を聞いたら"心の葛藤"が深すぎたあなたにとって、実家への帰省は心休まるひとときだろうか(写真はイメージです) Photo:PIXTA

あっという間に今年も12月、数週間後には年末年始の帰省シーズンとなる。実家への帰省は一般的に心休まるひとときと考えられているが、未婚男女の場合、「結婚はいつ?」というプレッシャーに晒されやすい時期でもある。現代の帰省ブルーの実態とは。(フリーライター 武藤弘樹)

安らぎの場所がプレッシャーへと変わる
「帰省ブルー」とは

実家は大人にとって基本的に心安らげる場所である。社会の重圧やしがらみからのひとときの保護を、実家は提供してくれる。

しかし、その実家が安らぎの場所とならない展開もある。特にこのご時世ならではの、ある顕現しやすいパターンがあって、それは親によって結婚・恋愛の話題が持ち出されるときである。

周知のごとく、婚姻率および婚姻件数は低下の一途を辿っていて、「結婚しないこと」がライフスタイルの新たな選択肢として定着してきているのが現在である。しかし、その親の世代は「結婚するのが当たり前」という世相の中で長年過ごしてきたため、未婚の我が子を眺めていると落ち着かない気分になりがちである。

そこで、子が実家に帰ってきた折に、親は程度は様々だろうが探りを入れる。中にはお見合いを勧める親もいるだろう。または、「近所の誰々ちゃんが結婚した」というまったく他意のない世間話でも、それが親の口から発せられたというだけで、子がそれをプレッシャーに感じてしまうこともある。

実家に帰っても結婚・恋愛の話になったら嫌だな......と、帰省が憂鬱に感じられるようになるこの現象は「帰省ブルー」と名付けられ、どうやら数年経ったようである。

なお「帰省ブルー」は文脈によってやや意味合いが変わって、義実家に赴くのが憂うつな場合にも用いられる。当記事では未婚の子が感じる「帰省ブルー」に絞って言及をしていく。

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