【海運トップに聞く 下期の舵取り】(2)飯野海運社長・大谷祐介氏、ケミカル船投資 具体化へ
――2025年4―9月期の連結経常利益は前年同期比26%減の65億円だった。「主力事業のケミカルタンカーの市況軟化が主因だ。中国の景気減速に伴う需要の鈍化と米国の関税政策による不確実性の高まりを受け、石油化学製品の需要が減少したことが響いた。中国は石化製品の自国生産を増やしている。国内需要が低調なため在庫が積み上がり、荷動きにも影響している。為替の円高の影響も受けた」 ――26年3月期...
――2025年4―9月期の連結経常利益は前年同期比26%減の65億円だった。「主力事業のケミカルタンカーの市況軟化が主因だ。中国の景気減速に伴う需要の鈍化と米国の関税政策による不確実性の高まりを受け、石油化学製品の需要が減少したことが響いた。中国は石化製品の自国生産を増やしている。国内需要が低調なため在庫が積み上がり、荷動きにも影響している。為替の円高の影響も受けた」 ――26年3月期...