DproPh1-3_0504_6 連休中にもかかわらず、慶應SDMの学生向けデザインプロジェクトは、3連休をびっしりつぶして邁進します。
5/4土は、冒頭、データ分析のノウハウについて、定量・定性、2軸の立て方など、わかりやすい概念を使い、
学生たちに理解を促します。2軸マトリクスも、やってみると深いですねえ。
上の写真は、エレベータピッチならぬ、エスカレータピッチの演習の様子。イノベーションに不可欠な即興の
代表格で、かつ、シリコンパレーの起業家には必須の武器といわれるエレベータピッチ。これを、大人数で
こなすべく、エスカレータでやってみたのは、慶應SDMらしいイノベーティブをおもしろがる気風ですね。
下の写真は、ワークショップに試行的に使い始めた大部屋にはマイクがないので、Fail Fast原則の実践で、
一台5,000円也の懐かしの拡声機をこの日から、授業用に使いはじめたところ。このノリもまた慶應SDMらしい
ですねえ。
DproPh1-3_0504_1 デザインプロジェクトをはじめ、慶應SDMの講義・演習はほぼ下の写真のようにビデオ撮りされ、
SDM e-learning systemをつうじて、予復習や遠隔学習に使われます。
連休返上で撮影に当たっていただいた
SOIのスタッフのみなさま、本当にありがとうございます。
DproPh1-3_0504_2 次の演習は、Pugh Concept Selection。この方法論の始祖Stuart Pughの教えに忠実に、機械的に
評価点を加減点するのではなく、新しいデザインやコンセプトをevolvingに生むために活用します。下の写真は
Pugh Concept Selectionの評価軸を2番目、3番目、とどんどん続けて作っていっているところです。
DproPh1-3_0504_3 そして、因果ループの演習へ。StarmanやPeter Sengeが強調したように、因果の確かな手ごたえを探しながら
進みます。下の写真は、因果の組み立てに苦闘しているところ。
DproPh1-3_0504_4 あっ、あった! Reinforcing Loopを見つけて、声をあげる学生たち。
DproPh1-4_0504_5 そして、イノベーションの加速に果たすimprovisationの重要性について講義。Playback Theaterや
Elevator Pitc
×ばつデサイン'思考に即興が不可欠なのか、
みなで演習しながら確認しました。下の写真は、起業家役と投資家役を交互に変わりながら行った、
エスカレータピッチの演習風景。
DproPh1-3_0504_7 そして、
三田の家や
芝の家のご主宰をはじめ「まちの居場所」の研究等で有名な
坂倉先生から、「引き算」のフィールドワークのご紹介と講義。
「引き算」のフィールドワークとは、日常生活で不可欠なものをひとつ、わざとやめることで、その大切さや
五感の変化、そしてそこから見えてくる情景などについて、自らのエスノグラフを作るワーク。
下の写真は、志願者学生による、「見る」を引き算したワークのデモンストレーション。
DproPh1-3_0504_8 学生さんたちには、1週間の「引き算」ワークが宿題として出た模様。さて、どのような報告が次のDProで
あるでしょうか。慶應SDMは連休中もイノベーション中です。
- 2013年05月05日(日) 18:16:16|
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