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井上 靖 :著
文春文庫,1982
読後感:△しろさんかく
【不審な女の登場によって翳る妻の心理。男女のめぐりあいの数奇な運命のなかでたぐりよせた愛の絆とは何だったのか。二人の青春のドラマを再確認する道程なのだろうか。解説・福田宏年】
これはNHKのラジオドラマとして書き下ろした作品だそうで。
社長婦人の波子は夫の浮気を嗅ぎつける。
若い娘である。
その娘にどうやら夫は貢いでいるらしい。
夫の海外出張を空港で見送った後、そのまま夫の部下に命じてその女の家に乗り込んでいく。
夫とこの娘の関係はなんなのか。果たして本当に不倫なのか。
「人間というものは、みんな遠くに見える海のようなものをもっていますよ・・・・・」
波子と夫の古い友人、円藤はそう呟いた。
それほどドロドロした展開は見せないのは、ラジオ小説というのもあってのことか。
誰も不幸せにしない幕引きで、後味は悪くはない。
神経が殺伐としてくる情報が多すぎるから、自分にはこういうのも必要なんだ。
Newtype 2011年6月15日 (水) 06時15分 書籍・雑誌:△しろさんかく | 固定リンク
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