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2024年8月15日木曜日

Equipment Lab. #2開催決定!!



大好評だったDIYワークショップの第2回の開催が決定しました!
前回同様柴崎modさんで9/15(日曜日)に開催します。
予約はコチラのフォームから!

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自作ディスクリートオペアンプの音を聴こう!!

Floatia Designs主宰DIYワークショップ第2回目(本当は3回目)のテーマは“ディスクリートオペアンプ”!

ディスクリートオペアンプは古いAPI製のコンソールに搭載されていたAPI2520やJohn Hardy 990に代表されるプロオーディオにおいて非常に重要なパーツです。

参加者はAPI2520とコンバーチブルのディスクリートオペアンプ2個を自身で組み立て、完成させ、そして実際にステレオ・トラックを再生させてその音を試聴します。

もちろん製作したペアのオペアンプはそのまま持ち帰ることができます。

(API2520オペアンプが利用できる各種キットも同時に購入可能)


ワークショップ後半ではテスト用のプリアンプを使い、様々なソースで既成のディスクリート・オペアンプの視聴会も行います。

普段はなかなか体験できない入力素子の聴き比べや、特性の違いを体感できる超希少なワークショップです!

工作難易度(10段階中4.5) ※前回のNV92は難易度5です。


Open15:00 Start16:00参加費¥9,500-

※参加者はハンダゴテ/コテ台を持参してください。

2023年4月8日土曜日

ディスクリートオペアンプ FDOA-02X

FDOA-02X

以前から販売&当方製の機材に使用していたディスクリートオペアンプ(DOA)、FDOA-02が新しいバージョンであるFDOA-02Xへアップデートされました。

FDOA-02XはFDOA-02と同じく入力素子にバイポーラトランジスタを使用したAPI2520スタイルのDOAになります。

大きな変更点としては一点で、音質に大きく影響する初段のデュアルトランジスタを変更しました。それに合わせて各部の電流動作も変更。新しく採用したトランジスタはCob(入力容量)が小さく、クリアーで繊細なサウンドの再生が可能です。

動作条件は同じなので、以前と同じようにAPI2520搭載機材にセットして音質のアップデートが可能ですし、既製品の機材とも差し替えが可能です。

価格は今までと同じ1ペアー¥12,100で据え置きさせて頂きます。

購入はコチラから。


また今回の初段素子の変更によって、より高い動作電圧に対応するバージョンを提供できるようになりました。

ハイボルテージ・バージョンは+-22Vから+-28Vまでの電源電圧で動作します。より高い電圧で動作することにより、アナログ機材におけるヘッドルームの限界までリニアに再生が可能で、サウンドもより力強いものになります。これらQuadEightのAM10のようなハイスペックなDOAやGMLのマスタリング・クラスのディスクリート回路と同等のスペックになります。

興味のある方は別途ご案内致しますので、気軽にお問い合わせください。

2022年9月9日金曜日

MSCP-01 Custom MicPreamp / D.I



アーティスト、ソングライター、ベースプレイヤーとしてマルチに活躍する白神真志朗さん のカスタムギア・MSCP-01を製作しました。

MSCP-01はFloatia DesignsのオリジナルマイクプリアンプHA-02を土台に、白神氏の要望を取り入れ、様々なカスタムを施したマイクプリアンプ/D.Iになります。


2022年8月6日土曜日

フォノイコライザーキット PEQA-02B登場

PEQA-02B

久しぶりの新キット、PEQA-02Bを頒布開始します。


PEQA-02Bは、ディスクリートオペアンプによるNF型フォノイコライザーとバランス出力アンプを搭載した基板キットです。ディスクリート構成の高品質なフォノイコライザーを製作できます。基本的な音声回路は以前製品として販売していたPEQA-01をベースに改良を加えたものです。


FDOA-02を搭載した制作例

フォノイコライザー部はAPI2520互換をディスクリートオペアンプが使用できます。2520タイプのDOAをお持ちでない方は、当方のFDOA-02 を採用することをオススメします。

DOAを使用したEQ部分はオーソドックスはNF型イコライザーで、標準的なRIAAカーブに対応。入力インピーダンスは47kΩ、ゲインは+33dB(バランス出力で+6dB)というMMゲインに相当します。

出力は標準でバランス出力ですが、バランスドライバーを省略してアンバランス仕様で出力することも可能です。

価格は基板のみが¥3,300、基板+FDOA-02(ペア)のセットが¥13,800になります。DOAをセットで購入すると¥1,500オフのバリューです。

DOAセットはDOAの在庫に余裕があるときのみ販売可能ですのでよろしくお願い致します。

購入はこちら から。

2021年10月8日金曜日

プリアンプ基板PB2520がリニューアル

PB2520


API2520互換のオペアンプが実装可能な基板PB2520 がリニューアルしました。

基板サイズを大きくし、部品の実装をより柔軟にしました。

基本回路は通常の非反転増幅回路ですが、Rs抵抗にACカップリング用の電解コンデンサが実装可能になり、より様々な回路に応用が利くようになっています。

値段は据え置きのまま¥2,200です。Mill-maxソケットも12本付属します。

購入はwebshop から。

この基板で使用できるFDOA-02も在庫しています。よろしくお願いいたします。

2021年9月15日水曜日

ドライバー段トランジスタ考察



アンプのドライバー段用トランジスタというと、一般的には中電力トランジスタと呼ばれることが多いと思います。小信号用よりも電力を流せるTO-220のパッケージに収まっているものが多いです。プリアンプでは出力段にも使われます。一般的にパワートランジスタと呼ばれる大電力トランジスタと小信号トランジスタの中間にあたるものです。


2019年1月30日水曜日

チップLEDの順方向電圧

FPA-01 Phonoアンプモジュール


JC-2用フォノアンプモジュールFPA-01も最終型に近い状態になってきました。

ちなみに今回からLEDを面実装するチップLEDにしてみました。

私はLED電源やディスクリートオペアンプにLEDをたくさん使いますので、いままでは数百個買って、その中からベストな値を選別して使っていました。選別というのは、LEDのもつ順方向電圧(Vf)にばらつきがあるためです。

しかし今回チップLEDを採用して測定してみたところ、チップLEDのVfは殆どばらつきがなく、安定して同じ数値が出ていました。

よくよく過去の測定データを見返してみると、3mmLEDに比べて5mmのほうがばらつきが大きいのは明確に気づいていました。そしてチップLEDが殆どばらつきがなく安定しているという結果からして、恐らく素子そのものが大きいほどばらつき(製造の誤差)も大きいということだと思います。

今までは100個単位で計測してから選別していましたが、チップLEDならばほぼ無選別で使うことができそうです。これは良い発見でした。今までは100個ほど一気に選別してから、値の近いものだけを使うという手間がありましたから。

ちなみに素子のもつ誤差という点では、CRD(定電流ダイオード)やツェナーダイオードも表記上の数値よりも10%以上誤差があるということは普通ですので、測定せずにポン付けしてしまうと基板ごとに動作に差が出てしまう…なんてことは多々あります。

2018年6月15日金曜日

オリジナルのディスクリートオペアンプ

FDOA-01


Floatiaオリジナルのディスクリートオペアンプ、FDOA-01FDOA-02を発表します。
共にAPI2520と互換性のあるディスクリートオペアンプ(DOA)になります。

オリジナルのDOAのアイデアは2年近く前からありましたが、少なくともオリジナルの2520や、既存のDOAに対して何らかのアドバンテージがあるものでなければならないという考えがあり、十分なクオリティーのものになるまでは時間が掛かりました。それがやっと形になったのでこの度発表となりました。

まずFDOA-01 ですが、こちらはJ-FET入力タイプのDOAになります。ローノイズかつFET特有の切れのあるクリアーで繊細なサウンドが特徴です。音の立ち上がりの早さ、明瞭さは他のDOAよりも格段に優れています。

FETは入力インピーダンスが高くセンシティブな信号の増幅に向いていますが、十分な増幅率を確保することや、また半導体の特性選別が難しいという問題がありました。FDOA-01では初段の差動増幅回路に低雑音・高増幅率のデュアルマッチド・FETを採用することでこれを解決。個体差がなくフォノイコライザー・マイクプリアンプにも十分足りる内部ゲインを持っています。

FDOA-02


FDOA-02 は01と基本はほぼ同じ回路ですが、こちらはバイポーラTr入力です。初段はデュアルのバイポーラTrを採用しています。全体的に落ち着きがあり、中低域が充実した音色になっています。バイポーラ入力ですので、既存のAPI2520搭載機材との相性もよく、特性的な互換もあります。




またどちらも定電流回路とバイアス回路にLEDを採用しています。一般的にこれらの回路にはツェナーダイオードやスイッチングダイオードなどの汎用シリコンダイオードが用いられるのが普通ですが、微弱電流においてはダイオード自身がノイズの発生源になっていました。LEDはそれらに比べて無視できるほどにノイズが小さいというメリットがあります。LEDなので通電時には当然発光しますが、電力を無駄遣いしている訳ではないです笑

この2つは単品で支給もしますが、(※)これらを使って新型のマイクプリアンプとフォノイコライザーも製作いたします。既に試作は何度かしており、とても高評価を得ています。またプロオーディオだけではなく民生用のアンプにも転用できますので色々な応用を考えています。

今後はこういったディスクリートのモジュール製作が中心になっていくと思います。続報をお待ち下さい。

※各ページに記しました通り通常はペアーで¥12,000で販売します。

2016年5月29日日曜日

API 2520 Opamp

API 2520 OPAMP

知らぬ人は居ない?API2520オペアンプです。
所謂ディスクリートオペアンプ(DOA)の先駆者的存在になったもので、現在もAPI社で作られている殆どの機材に用いられているものです。

前時代のSiemensやNeveのようなシングル増幅アンプとは違い、完全な差動アンプとしてオペアンプになったことにより簡単に利得を調整したり、外付けデバイスの組み合わせでプリアンプやEQ、コンプなどのモジュールにそのまま応用可能になったことが大きな進化です。またオペアンプとして共通規格のモジュール化することで容易に交換や補修が可能になったということです。同じ規格では、Jensen製のDOA、JH990などもこのあとに続いて発表されています。

70年代製といっても既にアナログにおける設計はほぼ極めているもので、サウンド的にもオペアンプ単体で見て特性・音色のバランスが良く、プロオーディオだけではなくコンシューマ用のリスニング・アンプにも使うことができます。

オリジナル(ヴィンテージ)と現行型で内部の抵抗値や半導体などが一部変更になっているものの、構造は一貫してほぼ同じです。2520の基本形は正負の入力、出力、正負電源の6ピンです。ヴィンテージの2520は7番目にT (Trim)のピンがあり、これは外部に可変抵抗を取り付け、初段のコレクタ抵抗値でDCオフセットを調整するものです。現行のオペアンプはこのピンは省略されている6ピン場合が多いです。

回路はNPNトランジスタの差動入力段、同じく差動のエミッタ接地増幅が2段、コンプリメンタリドライブ段、出力段というディスクリートアンプの基本となるような設計で、定電流回路は抵抗で省略されています。また位相補償は細かく大きめの値で入っており、なるべく特性をフラットにしようという意図が読み取れます。そのせいもあってか高域はナチュラルな印象です。

出力にはメタルカンTrによるエミッタフォロワーが入っており、十分トランスをドライブする力を持っています。

電源電圧はモデル25“20”の文字通り±20Vまでで駆動できます。
API系のクローン…もとい、ディスクリートオペアンプを使う機材では標準の電源が±15〜18Vぐらいで共通して使われることが多いので、20Vギリギリで使うことは少ないですが、十分なヘッドルームの広さを持っています。シングル半導体アンプのNeveなどが+24Vでヘッドルームが狭かったという部分からの進化です。

ちなみにこのオペアンプ、生産時期によってバージョンが確認されているだけでも7種類以上はあります。ラベルが青白のもの(SPRING FIELD VA)や画像の黒銀ラベルのもので4種類のロットがあるようです。自分がよく見るのはMELVILLE N.Yと印字されているものですね。

現行品があるパーツなので、以前は比較的安価に入手できたのですがこの頃オリジナルを手に入れようと思ってもなかなか数が揃わず、値段もだいぶ上がってしまいました。海外だとクローン基板が多く出回っているので、石は自分で選別して自作してみるのもいいでしょう。


FDOA-01


当方でも高性能なAPI2520互換オペアンプ、FDOA-01 FDOA-02 を製作しています。2520オペアンプの代用としても使えますし、オリジナルの機材製作にも応用が効きます。

また2520オペアンプを扱うことのできるプリアンプ基板(PB2520) も当方で供給していますので、オペアンプ単体を入手して使い道に困っていた方も様々なアプリケーションに転用できます。


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