interview 08
河村 章子
審査部
1995年入行
お客さまにとって真に
良い方法を
考え抜き、
再スタートを支える喜び
働く人たちの優しく明るい雰囲気に
魅せられ、この人たちと一緒なら、
長く働けると感じた
最初は教員やメーカーを志望していたそうですね。
大学では教育について学んでいました。しかし当時は、バブル経済崩壊の余波から、全国的に教員採用枠が減少しており、教員への道は断念しました。就職活動では気持ちを切り替えて、食品や生活関連商品メーカー、運輸、通信など、人の生活を支える企業を検討。そうしたなかで、金融機関で唯一応募していた滋賀銀行で働くOGの方が私の気持ちを大切に考え、優しく接してくれたことから、金融業界や滋賀銀行に興味を持ち、面接を受けました。
そこから滋賀銀行への志望度が高まったのは何故ですか?
一次、二次といった段階的な面接でお会いしたみなさんがフレンドリーで人として魅力的な方が多かったことから、どんな会社で?どんな仕事で?ということよりも、どんな人と仕事をするかの方が大事だという気持ちが湧き上がってきて...。そのとき、いくつか内定をいただいていた企業もありましたが、「魅力的な人がいる滋賀銀行なら、仕事もきっと楽しいはず」という直感を信じ、入行を決定しました。以降、私は当行のさまざまな支店や本部で働いてきましたが、そのイメージ通り、現在も人に恵まれて楽しく仕事ができています。
金融についての知識がないことに不安はなかったですか?
当時も現在と大きくは変わっていないと思いますが、当行では専門知識やスキルだけでなく、人となりやチャレンジ精神を重視しています。私も最終面接で役員の方に「金融の知識が全くないのですが、大丈夫でしょうか?」と質問したら、「専門知識は、入ってから学べば良いし、学ぶ環境もしっかり用意しているから安心してほしい」と笑顔で話していただき、そこから何の迷いも、心配もなくなったのは、思い出深いですね。
お客さまの生活再建や再スタートを
第一に考えた提案と支援に日々取り組む
お客さまの生活再建や
再スタートを第一に考えた
提案と支援に日々取り組む
入行後は、実に多種多様な業務を経験されたそうですね。
最初に配属されたのは草津市内の支店です。そこからは、約5年間、預金や為替業務、さらに住宅ローンを中心とした融資業務に携わりました。その後、当行内で大きなシステムの入れ替えと人事異動が重なって、6年目に本部の審査部で働くチャンスをもらいました。新しいことにチャレンジできることが嬉しくて、必死に勉強して住宅ローンに関する業務や同じ審査部の管理グループの仕事にも携わりました。このときは当行のシステム導入や法律改正に対応した業務変更対応という特殊なことも経験でき、知見が広がりました。
その後、本店営業部で次長・副部長を経験されて今は?
本店営業部では、次長、副部長を経験し、現在所属している審査部管理グループでは課長として、10数人の部下を持って働いています。私が担当しているのは、融資をしたものの返済できなくなったお客さまの対応、いわゆる債権管理業務です。本部の立場として、各支店から相談を受けた債権管理案件について判断し、対応方法を相談することが多いですが、他行の担当部門と協力したり、お客さま側の弁護士と交渉する場合は、私たちが直接対応します。この仕事では、一方的にお客さまに融資金を返済いただくのではなく、お客さまの返済後の生活や新たな事業のスタートを第一に考えて、お客さまにとってベストな方法を提案し、納得いただけることを大切にしています。
自分のライフスタイルを大切に
自己成長も意識して働き続ける
入行後に職種を選択できる制度を数回利用されたそうですね。
私の場合は、専門分野を深めていく特定職を選択し、その後、支店長や本部でキャリアアップも目指せる総合職へ。また特定職に戻り、今の総合職へと制度を利用して複数回、職を転換しました。当行では入行してからでも、自分の仕事に対する考え方やキャリアビジョン、ライフスタイルに合わせて、自由に変更できるため、仕事の幅が広がります。それにどちらもリーダー職を目指せる点も良いところです。
女性が活躍できる、働きやすい環境があるそうですが。
女性が働きやすい制度があるのも当行の大きな魅力です。産休・育休制度が充実していて、誰もが気兼ねなく利用できますし、育休後も元の職場や職種で復帰できるのは安心感があります。最近は、さらに制度が進化して、子どもを保育園に預けにいく1時間だけ休みたいときなどにも使える時間単位年次有給休暇などもあり、よりフレキシブルな働き方ができるようになっています。もちろん、男性、女性関係なく自分が思い描くキャリアを実現できる環境も整っているのは安心です。
いつまでも挑戦し続けていたいとの思いもあるそうですね。
これまで先輩や上司、そしてお客さまからもさまざまなことを学ぶなかで、知見を広げることができました。このことに感謝の気持ちを持ちながら管理職として、みなさんから教わったことを次世代に伝えていくことが恩返しだと考えています。私自身も、国が進めている会計基準や担保法制の変更対応といった、未知の分野について学ぶなど、チャレンジを厭わず、新たな知識を獲得し、進化し続けていきたいですね。
1日の
スケジュール
1日のスケジュール
08:45
朝礼
朝礼後、管理グループのメンバーのスケジュールやタスクを確認し、懸案事項などについてアドバイス。
09:30
他部署・他行との打ち合わせ・電話対応など
本部内で他部署との打ち合わせに参加。他行の方とは電話やオンラインでミーティング。
11:00
案件相談処理・書類チェック
進行中の相談案件や回覧された案件を協議。書類チェックなども行う。
12:00
昼食
13:00
弁護士事務所などで、交渉・意見交換
各地の裁判所や弁護士事務所、保証協会へ行き、交渉や意見交換、情報収集を行う。
16:00
本部に戻り、 各種業務
部下の報告を受けたり、書類の確認などを行う。
17:15
終業
終礼後、デスク周りや書類を片付けて退社。
オフの日の過ごし方
コロナ禍前までは、5日間の連続休暇と前後の土日を組み合わせて、最長9日間の休みにし、アイスランドやタスマニア、オーストラリアのパースなど、あまりメジャーじゃないところを旅行するのが趣味でした。今年からは海外旅行を再開して、まだ行ったことがない場所を中心に、じっくり巡りたいと考えています。