https://bookmeter.com/reviews/105569944 「商品は良いが会社はevil」という印象通りの報告。国際NGOから東南アジアの下請け工場の労働環境の悪さを指摘されて、全く同じ工場なのにH&Mが「指摘の問題が確認されたから改善する」と回答してユニクロが「ご指摘の問題はありませんでした」と回答するのもすごい。昨年のセルフレジの特許潰し訴訟も最悪だった。柳井家で4割超の株式を保有し、社内取締役4名中3名が柳井社長と息子2人、経営と資本の分離はなく、社長の価値観が「批判は攻撃と受け取る」「利益に繋がらない改善は不要」だからどうしようもない。 最近のウクライナ侵攻で、ロシアが権威主義的・独裁的な体制なのも非常にリスキーなんだ、民主主義体制はミクロ的に見ると損しているようでも、マクロ的にはやっぱり得というか安全なんだ、という気持ちになって、本書でファストリ/ユニクロ内部