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統計研修受講記(平成23年度 No.3)
専科「PCを用いた統計入門」を受講して
宮崎県県民政策部統計調査課 藤本 真美
私は平成23年4月に宮崎県庁に入庁し、統計調査課に配属となりました。 お恥ずかしい話ですが、配属されるまで当課で担当している調査のほとんどを知りませんでした。
このため、覚えなければならないことばかりで、問い合わせに対しても四苦八苦しつつ、 周りの方々に助けられながら仕事をしています。そのような私でしたので、この「PCを用いた統計入門」でもっと統計を理解し、効率的に業務を遂行することができればと考え、この研修を受講することとしました。
研修前には不安もありました。というのも、この研修を受講するに当たって、エクセルの初歩的な操作ができることが前提とされていたためです。しかし、研修中にエクセルの基本操作やグラフの作成方法を講師の方々が丁寧に教えてくださり、さらに、受講生同士でも助け合いながら受講できたため、エクセル操作に不安のあった私も、十分に理解しながら、スムーズに操作することができました。
また、講師の方々の教材は、どの操作を行えばどのグラフが出るなど、作業手順が事細かくイラストで記述されているため分かりやすく、職場で大変重宝しています。
マウスを使わずにワードやエクセルを簡単に操作する方法を身に付け、加えて回帰分析、度数分布表といったデータ分析方法や「地理情報システム(GIS)」といった 新たな知識を増やすこともでき、現在の業務に役立っています。そのようなスキル面の変化だけではなく、普段目にしている表やグラフを見る際に、正確に現状を表現しているものか、注意するようになり、意識面での変化も生まれました。
研修内容については、業務に関係あるものだけではなく、仕事の効率化を図る技術など普段から使える知識や技法を学べたので、すぐ実践できる内容が多かったと思います。
また、統計研修所の近くには統計資料館もあります。施設も内容も堅い雰囲気ではないかと思っていましたが、職員の方にも、気さくに、丁寧に対応していただき、統計に関するクイズや巨大パネルなど、見ても楽しめるところでした。この研修を受講したことで、統計の歴史や奥深さを実感することもできたと思います。
この研修を受講するに当たって、職場から一人での参加に不安もありましたが、様々な受講生とお互い助け合い、刺激を受けながら、統計について少しずつ知識を増やしていくことができ、大変有意義な研修となりました。
最後になりましたが、今回分かりやすく熱心に講義をしてくださいました講師の先生方を始め、良い研修環境を整え、受講生にも丁寧に対応していただきました統計研修所事務局の皆様に、心から御礼申し上げます。
(統計調査ニュース 平成24年1月号より)