ここから本文です。
平成16年全国消費実態調査 家計資産に関する結果速報(要約)
平成18年3月27日 公表
PDFファイルはこちら(PDF:47KB)
1 1世帯当たりの家計資産は3900万円,うち約56%が宅地資産
- 二人以上の世帯(全世帯)の平成16年11月末日現在の家計資産額(純資産額)合計は,1世帯当たり3900万円。
- 内訳をみると,宅地資産が2180万円で資産合計の55.9%を占め,そのほか金融資産が950万円,住宅資産が606万円,耐久消費財等資産が164万円。
- 平成11年と比べると,家計資産額は11.1%の減少。内訳をみると,宅地資産が18.6%の減少,耐久消費財等資産が15.3%の減少,住宅資産が2.3%の減少,金融資産は6.1%の増加。
表1 1世帯当たり家計資産額の内訳(二人以上の世帯)
図1 1世帯当たり家計資産額の前回との比較(二人以上の世帯・全世帯)
[画像:図1 1世帯当たり家計資産額の前回との比較(二人以上の世帯・全世帯)]
2 家計資産額が平均以下の世帯が全体の約3分の2
- 家計資産額階級別の世帯分布をみると,資産合計で平均値3900万円,中位数2498万円で,平均以下の世帯が全体の66.8%を占め,資産額の低い方に偏った分布。
- 住宅・宅地資産額階級別の世帯分布をみると,住宅・宅地資産保有世帯の平均値は3396万円,中位数は2138万円。
図2 家計資産額階級別世帯分布(二人以上の世帯・全世帯)
資産合計
[画像:図2 家計資産額階級別世帯分布(二人以上の世帯・全世帯)資産合計]
住宅・宅地資産
[画像:図2 家計資産額階級別世帯分布(二人以上の世帯・全世帯)住宅・宅地資産 ]
3 家計資産額は70歳以上が最も多く,30歳未満の7.3倍
- 家計資産額を世帯主の年齢階級別にみると,30歳未満が817万円,70歳以上が5961万円などとなっており,年齢階級が高い世帯ほど家計資産額も多い。
- 平成11年と比べると,資産合計はすべての階級で減少。
図3 世帯主の年齢階級別1世帯当たり家計資産額(二人以上の世帯・全世帯)
[画像:図3 世帯主の年齢階級別1世帯当たり家計資産額(二人以上の世帯・全世帯)]
4 単身世帯の家計資産額も70歳以上が最も多い
- 単身世帯(全世帯)の1世帯当たりの家計資産額は男性が2068万円,女性が2817万円。
- 男女,年齢階級別にみると,40歳台の男性を除いて,年齢階級が高くなるに従って資産額も多い。
図4 男女,年齢階級別家計資産額(単身世帯・全世帯)
[画像:図4 男女,年齢階級別家計資産額(単身世帯・全世帯)]
5 年収第X階級の家計資産額は第I階級の3.4倍
- 家計資産額を年間収入十分位階級別にみると,第I階級が2434万円,第V階級が3369万円,第X階級が8161万円などとなっており,おおむね年間収入が高い世帯ほど家計資産額も多い傾向。
- 所得階級間格差(第I階級に対する第X階級の家計資産額の比)は3.4倍。資産の種類別にみると,住宅資産が4.2倍,宅地資産が3.5倍,耐久消費財等資産が3.3倍,金融資産が2.6倍。
- 所得階級間格差を平成11年と比べると,資産合計は3.1倍から3.4倍に拡大。資産の種類別にみると,金融資産,宅地資産,住宅資産は格差が拡大。耐久消費財等資産は格差が縮小。
表2 年間収入十分位階級別1世帯当たり家計資産額(二人以上の世帯・全世帯)
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。