<吉野ケ里散策>物見やぐらから見えたもの 雷雨もたらす積乱雲警戒?
主祭殿から見た積乱雲の雨
暑い、暑い暑い。南内郭ではヒガンバナが咲き始め、赤米も色づき、オミナエシも咲いています。なのに、暑さは真夏です。熱中症対策は欠かせません。夕立も少なく、水が心配です。
今年は福岡市に向かって南から積乱雲が多く移動して行くのを見ます。しかし、その雲が吉野ケ里に来ることは少なく、なかなか雨は降りません。ただ、気を付けなければいけないのは、積乱雲の雨は雷を伴っていることが多いのです。
雷が鳴ると吉野ケ里に緊張が走ります。北内郭の主祭殿の階段の踊り場からは、東の空が良く見えます。雲の状態も、雨の動きも良く分かります。以前は、みやま市辺りで大雨が降っている時は、雨が筑後川を越え、吉野ケ里にもやって来ることが多かったのですが、今年は少しコースが違うようです。ただ、久留米方面から来た雨が一気に吉野ケ里を抜けて行ったことがありました。外に出るのが怖いくらいの雨と雷でした。
吉野ケ里の周辺を警戒する物見やぐらからは、もしかしたら敵だけではなく雲の動きも見ていたのではないでしょうか。落雷は命に関わることもありますからね。(吉野ケ里ガイド・福田幸夫)
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