「フェイルの発生状況」の見直しについて
2010年10月12日
日本銀行金融市場局
「フェイルの発生状況」については、日本証券業協会によるフェイル慣行の見直し(2010年11月1日付で「国債の即時グロス決済に関するガイドライン」の一部改正等を施行)に伴い、2010年11月分(12月10日公表予定)より、以下のとおりフェイルの対象取引の変更を行うこととしましたので、お知らせいたします。
- フェイルの対象となるDVP決済には、従来の国債と資金を同時に決済するDVP決済に加えて、取引当事者間で双方の債権債務を明確に保全した形で合意し、国債と資金を同一日に決済する場合を含むこととします。
- 上記のDVP決済には、日銀ネット国債系システムを利用した決済のほか、ユーロクリアやクリアストリームなどを利用した海外における決済を含むこととします。
上記の変更により、「フェイルの発生状況」については、2010年11月分の計数とそれ以前の計数に不連続が発生します。これに伴い、フェイルの「合計件数」および「額面総額」は、2010年11月分について、今般の見直し前の旧ベース(日銀ネット国債DVPシステムを利用した「国債と資金を同時に決済するDVP取引」におけるフェイル)の計数を参考として公表いたします。
照会先
金融市場局市場企画課市場整備グループ
Tel : 03-3279-1111(内線 2768)
以上