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チェンマイ・イ二シアティブのマルチ化契約の署名について

2009年12月28日

  1. ASEAN+3の財務大臣・中央銀行総裁及び香港金融管理局長官は、本年5月のインドネシア・バリにおけるASEAN+3財務大臣会議での、チェンマイ・イ二シアティブ(CMI)のマルチ化の主要項目に関する合意を受け、CMIのマルチ化契約への署名が行われたことを発表します。
  2. CMIのマルチ化は、ASEAN+3地域が世界経済の増大するリスク及び課題に対処する能力を強化するものです。CMIのマルチ化の主要目的は、(1)ASEAN+3域内国の国際収支や短期資金の流動性の困難への対応及び(2)既存の国際的枠組みの補完です。
  3. CMIのマルチ化契約における各国の貢献額の合計は1200億米ドルです。CMIのマルチ化契約の下、通貨危機により国際収支や短期資金の流動性に問題が生じた通貨当局に対し、通貨スワップを通じて、資金支援が行われます(各国の貢献額と買入可能総額は別添1のとおり)。

以上

(別添1)チェンマイ・イニシアティブのマルチ化における各国の貢献額と買入可能総額

表 チェンマイ・イニシアティブのマルチ化における各国の貢献額と買入可能総額
貢献額
(億ドル)
買入乗数 買入可能総額
(億ドル)
全体に占める割合(%)
日中韓 960 (80) 576
日本 384 (32.0) 0.5 192
中国 香港を除く中国 384 342 (32) (28.5) 0.5 171
香港 42 (3.5) 2.5 21
韓国 192 (16.0) 1 192
ASEAN 240 (20) 631
インドネシア 47.7 (3.97) 2.5 119.25
タイ 47.7 (3.97) 2.5 119.25
マレーシア 47.7 (3.97) 2.5 119.25
シンガポール 47.7 (3.97) 2.5 119.25
フィリピン 36.8 (3.07) 2.5 92.0
ベトナム 10.0 (0.83) 5 50.0
カンボジア 1.2 (0.10) 5 6.0
ミャンマー 0.6 (0.05) 5 3.0
ブルネイ 0.3 (0.02) 5 1.5
ラオス 0.3 (0.02) 5 1.5
合計 1200 (100) 1207

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