日韓スワップ取極の引出限度額の一時的増額について
2008年12月12日
日本銀行
日本銀行は、韓国銀行との間での円−ウォン貨のスワップ取極の引出限度額を、30億米ドル相当の円またはウォンから200億米ドル相当の円またはウォンに増額することについて、韓国銀行と合意した。この増額は、2009年4月末までの時限措置とする。
本スワップ取極は、国際収支危機といった状況にはない中での短期流動性供給を想定したもので、両国の中央銀行が、東アジアの金融為替市場の安定を図ることを目的として、2005年5月に締結したものである。
日本銀行は、今般の措置が、健全で適切に運営されている日韓両国経済に世界的な金融為替市場の混乱が及ぼす影響を緩和し、東アジアの金融為替市場の安定に資するものと確信している。
以上
- (注)2008年12月12日時点におけるチェンマイ・イニシアティブに基づく二国間通貨スワップ取極のネットワークの概要は別紙[PDF 67KB]参照。