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トキノキロク

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(2015年7月)
この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。 詳しくは馬齢#日本における馬齢表記を参照してください。
トキノキロク
欧字表記 Tokino Kiroku[1]
品種 サラブレッド [1]
性別 [1]
毛色 黒鹿毛 [1]
生誕 1957年 5月8日 [1]
死没 1974年 5月2日 [2]
ライジングフレーム [1]
マルタツ[1]
母の父 セントライト [1]
生国 日本の旗 日本(北海道 浦河町)[1]
生産者 村下義衛
馬主 桶谷辰造
調教師 松田由太郎(京都)
競走成績
生涯成績 49戦19勝[1]
獲得賞金 1481万2600円
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トキノキロク(欧字名:Tokino Kiroku、1957年5月8日[1] - 1974年5月2日[2] )とは日本競走馬、繁殖牝馬である。1960年の第20回桜花賞に優勝。翌1961年度には啓衆社賞最優秀5歳以上牝馬に選出されている。おもに大根田裕也武田作十郎らが騎乗した。

経歴

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母マルタツは桜花賞優勝馬ブランドソール(繁殖名ゴールドウヱツデイング)と三冠馬 セントライトの娘という良血馬で、110戦20勝という成績を挙げた頑健な競走馬だった。父は3度のリーディングサイアーを獲得したライジングフレーム半兄には障害競走重賞2勝を挙げたユーシュン(父ヴィーノーピュロー)、全姉には第1回阪神牝馬特別の優勝馬シュンメがいた。さらに牝系を遡ると、小岩井農場の名牝ヘレンサーフに繋がる血統である。

1959年 11月8日にデビュー。初戦の2着を経て2戦目に初勝利を挙げる。次に初めての重賞出走となった阪神3歳ステークスコダマの4着となり、年末のオープン戦に優勝。4戦2勝でシーズンを終える。翌1960年、緒戦のオープン2戦を連勝し、単勝2番人気で桜花賞出走となった。杉村一馬を鞍上に迎えて臨んだレースでは、先頭を切ったキユーピツトを直線で交わし、追走した1番人気のチドリ、追い込んだスターロツチを抑え優勝した。

桜花賞の次に優駿牝馬(オークス)の前哨戦として渡辺正人を鞍上にNHK盃 [注 1] に出走するも、ケンマルチカラの10着に敗れた。そして優駿牝馬でも1番人気に推されながらスターロツチの9着に敗れる。

その後も4歳シーズンは休みを取らず6戦してオープン競走を1勝。翌1961年は16戦を消化、オープン特別のCBC賞など6勝を挙げて最優秀5歳以上牝馬に選出された。以降も八大競走を筆頭とするタイトルは取れなかったものの、6歳シーズンを最後に引退するまでに49戦19勝という成績を残した。

競走馬引退後は故郷の村下牧場で繁殖牝馬となる。自身の産駒に際立った競走成績を挙げる馬は出なかったが、産駒の一頭・エンタープライズ(父・ゲイタイム)が、1977年の優駿牝馬優勝馬リニアクインを産んでいる[注 2]

血統表

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トキノキロク血統 (ベンドア系) / Pharos ×ばつ5=9.38%) (血統表の出典)

*ライジングフレーム
Rising Flame
1947 黒鹿毛
父の父
The Phoenix
1940 鹿毛 Chateau Bouscaut Kircubbin
Ramondie
Fille de Poete Firdaussi
Fille d'Amour
父の母
Adomirable
1942 黒鹿毛 Nearco Pharos
Silvia Craig an Eran
Angela

マルタツ
1945 鹿毛 セントライト
1938 黒鹿毛 *ダイオライト
Diolite Diophon
Needle Rock
*フリッパンシー
Flippancy Flamboyant
Slip
Athasi
第四ウエツデイングサーフ *シアンモア
ウエツデイングサーフ F-No. 16-c

脚注

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注釈

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  1. ^ この年はNHK盃と優駿牝馬が中2週東京優駿(日本ダービー)が中3週に組まれていたため、前哨戦に選んだ。なおNHK盃はこの年以降ほぼ毎年優駿牝馬まで中1週、東京優駿まで中2週に組まれるようになったため、NHK盃に出走した牝馬はトキノキロク以降は一頭もいない。
  2. ^ トキノキロクとは、同一馬主・同一調教師(松田由太郎)であった。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k "トキノキロク". JBIS-Search. 日本軽種馬協会. 2024年11月20日閲覧。
  2. ^ a b 「オークス馬リニアクインのふるさと」『蹄跡』 昭和52年度、日本中央競馬会、1978年、54頁。 

参考文献

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外部リンク

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桜花賞勝ち馬
1930年代
1940年代

第2回 タイレイ / 第3回 ブランドソール / 第4回 バンナーゴール / 第5回 ミスセフト / 第6回 ヤマイワイ / 第7回 ブラウニー / 第8回 ハマカゼ / 第9回 ヤシマドオター

1950年代

第10回 トサミツル / 第11回 ツキカワ / 第12回 スウヰイスー / 第13回 カンセイ / 第14回 ヤマイチ / 第15回 ヤシマベル / 第16回 ミスリラ / 第17回 ミスオンワード / 第18回 ホウシユウクイン / 第19回 キヨタケ

1960年代

第20回 トキノキロク / 第21回 スギヒメ / 第22回 ケンホウ / 第23回 ミスマサコ / 第24回 カネケヤキ / 第25回 ハツユキ / 第26回 ワカクモ / 第27回 シーエース / 第28回 コウユウ / 第29回 ヒデコトブキ

1970年代

第30回 タマミ / 第31回 ナスノカオリ / 第32回 アチーブスター / 第33回 ニットウチドリ / 第34回 タカエノカオリ / 第35回 テスコガビー / 第36回 テイタニヤ / 第37回 インターグロリア / 第38回 オヤマテスコ / 第39回 ホースメンテスコ

1980年代
1990年代
2000年代
2010年代

第70回 アパパネ / 第71回 マルセリーナ / 第72回 ジェンティルドンナ / 第73回 アユサン / 第74回 ハープスター / 第75回 レッツゴードンキ / 第76回 ジュエラー / 第77回 レーヌミノル / 第78回 アーモンドアイ / 第79回 グランアレグリア

2020年代
(旧)最優秀5歳以上牝馬
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
最優秀4歳以上牝馬
2000年代
2010年代
2020年代
  • 1 2001年より馬齢表記法が数え年から満年齢に移行
    *2 1954-1971年は「啓衆社賞」、1972-1986年は「優駿賞」として実施

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