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シアンモア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シアンモア
『小岩井農場 五拾周年記念』図版より
欧字表記 Shian Mor
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 1924年 4月7日
死没 1953年(29歳没・旧30歳)
Buchan
Orlass
母の父 Orby
生国 イギリスの旗 イギリス
馬主 J.S.Courtauld
調教師 バジル・ジャーヴィス(イギリス)
競走成績
生涯成績 14戦4勝
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シアンモア(Shian Mor)は、昭和初期から中期(1930年代から1950年代)の日本を代表するサラブレッド 種牡馬である。

経歴

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現役時代は2歳時にモールコームステークス(現G3)に優勝し、エプソムダービーでは3着に入っている。1927年(昭和2年)に日本へ輸入され、岩手県雫石の小岩井農場で種牡馬となった。

産駒がデビューした1932年は、小岩井農場のライバル下総御料牧場が導入したトウルヌソルの産駒デビュー年と同じであり、東京優駿大競走がスタートした年でもある。第1回はトウルヌソル産駒のワカタカが勝ち、シアンモア産駒のオオツカヤマが2着。二大種牡馬の時代の到来を予感させた。実際、1933年 カブトヤマ1934年 フレーモア1935年 ガヴァナーとシアンモア産駒が東京優駿大競走を3年連続で制覇した。なお、1934年は3着まで、翌1935年は2着もシアンモア産駒が入っている[1]

戦後も種牡馬を続けたが高齢のため、ダイオライトプリメロセフトらの新進種牡馬に道を譲ることとなった。1949年セントライトとともに岩手県畜産試験場に移った。1953年、老衰のために死亡。

明仁天皇2012年天皇賞(秋)観戦のため東京競馬場に来場した際、「若い頃に小岩井農場でシアンモアを見た」と思い出を語っている[2] [3]

おもな産駒

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ほか多数

血統表

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シアンモア (Shian Mor)血統 (サンドリッジ系(キングファーガス系) / Angelica (St.Simon) 4x4=12.5%) (血統表の出典)

Buchan
1916 鹿毛
父の父
Sunstar
1908年 黒鹿毛 Sundridge Amphion
Sisrra
Doris Loved One
Lauretta
父の母
Hamoaze
1911 鹿毛 Torpoint Trenton
Doncaster Beauty
Maid of the Mist Cyllene

Orlass
1914 黒鹿毛 Orby
1904 栗毛 Orme Ormond
Angelica
Rhoda B. Hanover
Margerine
母の母
Simon Lass
1909 黒鹿毛 Simmontault St.Simon
Datura
Kilkenny Lass Lesterlin
Standon Girl F-No. 21-a


脚注

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  1. ^ 「今月の記録室」『優駿』1997年8月号、日本中央競馬会、141頁
  2. ^ 天皇、皇后両陛下7年ぶりご観戦(サンケイスポーツ 2012年10月29日)
  3. ^ 2012年・天覧天皇賞の記録(一般社団法人東京馬主協会)

関連項目

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外部リンク

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