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ジョン・ボルドウィン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジョン・ボルドウィン
John BALDWIN
フィギュアスケート選手
2004年四大陸選手権での井上とボルドウィン
生誕 (1973年10月18日) 1973年 10月18日(51歳)
テキサス州 ダラス
身長 175 cm
選手情報
代表国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
所属クラブ オール・イヤー FSC
練習拠点 アリソ・ビエホ
開始 1975
引退 2010年
ISUサイト バイオグラフィ
ISUパーソナルベストスコア
総合183.172006 世界選手権
SP 61.732007 四大陸選手権
FS 122.272006 世界選手権
記録
スロートリプルアクセル 初成功
大会成績
国際スケート連盟主催大会 1位 2位 3位
四大陸選手権 1 1 0
世界ジュニア選手権 0 0 1
合計数 1 1 1
国内大会 1位 2位 3位
全米選手権 2 3 3
フィギュアスケート
四大陸選手権
2006 コロラドスプリングス ペア
2007 コロラドスプリングス ペア
世界ジュニア選手権
1990 コロラドスプリングス 男子シングル

ジョン・ボルドウィン・ジュニア(英語: John Baldwin, Jr., 1973年 10月18日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州 ダラス出身の男性 フィギュアスケート選手。2006年トリノオリンピックペアアメリカ代表。1990年世界ジュニアフィギュアスケート選手権男子シングル銅メダリスト。後に妻となる井上怜奈とペアを組み2004年・2006年全米選手権、2006年四大陸選手権優勝。

経歴

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テキサス州 ダラスで生まれ、2歳のころからスケートを始めた。

当初は男子シングル選手として活動し、1986-1987シーズンの全米選手権ノービスクラスで優勝して頭角を現す。1989-1990シーズンの世界ジュニアフィギュアスケート選手権男子シングルで銅メダルを獲得、翌1990-1991シーズンの全米選手権ジュニアクラスを制した。同シーズンからトリスタン・コーレルと組みペアも掛け持ちし、1991-1992シーズンの世界ジュニアフィギュアスケート選手権ではペアで9位となったが、ほどなくペアを解消し、1999-2000シーズンまで男子シングルの選手として活動。

2000-2001シーズンより日本から移籍した井上怜奈とペアを組む。翌シーズンには四大陸フィギュアスケート選手権に出場し、2002-2003シーズンからISUグランプリシリーズに参戦。翌2004年全米選手権で優勝を果たした。2005-2006シーズン、全米選手権で2度目の優勝を果たし、続く2006年四大陸フィギュアスケート選手権も制した。初出場の2006年トリノオリンピックでは総合7位に終わった。

2007年3月の世界選手権の後にいったんアマチュア引退を発表したものの翌シーズン開始後に撤回、2008年全米選手権に出場する。競技ではショートプログラムとフリースケーティングともに2位、総合でも2位となったが、フリースケーティングの演技終了後、ボルドウィンはパートナーの井上怜奈に氷上でプロポーズをしたことが話題となった。

2010年1月、全米選手権で3位となりバンクーバーオリンピック代表に届かず、競技後井上とともに引退を宣言した。

2011年10月31日に妻・井上怜奈との間に女児が生まれる[1] 。現在はフィギュアスケートを辞めて父親と共に自動車販売業を行っている[2]

主な戦績

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ペア

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大会/年 2000-01 2001-02 2002-03 2003-04 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10
冬季オリンピック 7
世界選手権 10 10 11 4 8 10
四大陸選手権 7 4 1 3 4 7
全米選手権 11 4 3 1 2 1 2 2 3 3
GPファイナル 6 4
GPNHK杯 4 4 2 3
GPエリック杯 4 2 4
GPスケートアメリカ 3 2 1 5
GPスケートカナダ 2
GP中国杯 5
GPロシア杯 5
GPボフロスト杯 5

詳細

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2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年1月14日 - 24日 全米フィギュアスケート選手権(スポケーン) 4
57.77
2
115.41
3
173.18
2009年11月5日 - 8日 ISUグランプリシリーズ NHK杯(長野) 4
52.52
3
106.26
3
158.78
2009年10月15日 - 18日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) 5
55.06
3
103.30
4
158.36
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年2月2日 - 8日 2009年四大陸フィギュアスケート選手権(バンクーバー) 5
56.78
7
100.60
7
157.38
2009年1月18日 - 25日 全米フィギュアスケート選手権(クリーブランド) 3
61.11
3
109.97
3
171.08
2008年11月27日 - 30日 ISUグランプリシリーズ NHK杯(東京) 2
57.60
2
103.89
2
161.49
2008年10月23日 - 26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(エバレット) 5
50.00
5
96.51
5
146.51
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年3月17日 - 23日 2008年世界フィギュアスケート選手権(ヨーテボリ) 10
53.83
8
103.37
10
157.20
2008年2月11日 - 17日 2008年四大陸フィギュアスケート選手権(高陽) 3
57.40
4
98.60
4
156.00
2008年1月20日 - 27日 全米フィギュアスケート選手権(セントポール) 2
65.24
2
117.93
2
183.17
2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年3月19日 - 25日 2007年世界フィギュアスケート選手権(東京) 6
59.50
8
104.47
8
163.97
2007年2月5日 - 11日 2007年四大陸フィギュアスケート選手権(コロラドスプリングス) 3
61.73
3
113.75
3
175.48
2007年1月21日 - 28日 全米フィギュアスケート選手権(スポケーン) 1
62.73
2
115.42
2
178.15
2006年12月14日 - 17日 2006/2007 ISUグランプリファイナル(サンクトペテルブルク) 3
59.18
5
107.65
4
166.83
2006年11月16日 - 19日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) 2
57.44
2
107.29
2
164.73
2006年11月2日 - 5日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ビクトリア) 3
55.20
2
111.12
2
166.32
2006年10月26日 - 29日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ハートフォード) 1
59.28
2
110.62
1
169.90
2005-2006 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2006年3月20日 - 26日 2006年世界フィギュアスケート選手権(カルガリー) 6
60.90
3
122.27
4
183.17
2006年2月10日 - 26日 トリノオリンピック(トリノ) 6
61.27
7
113.74
7
175.01
2006年1月23日 - 29日 2006年四大陸フィギュアスケート選手権(コロラドスプリングス) 1
57.51
1
111.38
1
168.89
2006年1月7日 - 15日 全米フィギュアスケート選手権(セントルイス) 4
55.48
1
125.57
1
181.05
2005年11月17日 - 20日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) 4
53.46
4
110.20
4
163.66
2005年10月20日 - 23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(アトランティックシティ) 3
54.84
2
109.60
2
164.44
2004-2005 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2005年3月14日 - 20日 2005年世界フィギュアスケート選手権(モスクワ) 12
54.98
10
100.66
11
155.64
2005年1月9日 - 16日 全米フィギュアスケート選手権(ポートランド) 2 2 2
2004年12月16日 - 19日 2004/2005 ISUグランプリファイナル(北京) 6
52.42
6
103.30
6
155.72
2004年11月4日 - 7日 ISUグランプリシリーズ NHK杯(名古屋) 4
53.86
4
101.34
4
155.20
2004年10月21日 - 24日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ピッツバーグ) 4
56.52
3
101.58
3
158.10
2003-2004 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2004年3月22日 - 28日 2004年世界フィギュアスケート選手権(ドルトムント) 9 10 10
2004年2月19日 - 25日 2004年四大陸フィギュアスケート選手権(ハミルトン) 4 4 4
2004年1月3日 - 11日 全米フィギュアスケート選手権(アトランタ) 2 1 1
2003年11月27日 - 30日 ISUグランプリシリーズ NHK杯(旭川) 3
57.28
4
101.60
4
158.88
2003年11月6日 - 9日 ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) 5
50.10
5
97.74
5
147.84
2002-2003 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2003年3月24日 - 30日 2003年世界フィギュアスケート選手権(ワシントンD.C.) 11 10 10
2003年2月10日 - 16日 2003年四大陸フィギュアスケート選手権(北京) 9 - 棄権
2003年1月12日 - 19日 全米フィギュアスケート選手権(ダラス) 5 3 3
2002年11月22日 - 24日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯(モスクワ) 4 5 5
2002年11月8日 - 10日 ISUグランプリシリーズ ボフロスト杯(ゲルゼンキルヒェン) 6 5 5
2001-2002 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2002年1月21日 - 27日 2002年四大陸フィギュアスケート選手権(全州) 6 7 7
2002年1月6日 - 13日 全米フィギュアスケート選手権(ロサンゼルス) 5 4 4
2000-2001 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2001年1月14日 - 21日 全米フィギュアスケート選手権(ボストン) 13 12 11

男子シングル

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大会/年 1989-90 1993-94 1994-95 1995-96 1996-97 1997-98 1998-99 1999-00
全米選手権 13 9 11 13 12 13 15
世界Jr.選手権 3

詳細

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1997-2000 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2000年1月6日-13日 全米フィギュアスケート選手権(クリーブランド) 14 13 15
1999年1月7日-14日 全米フィギュアスケート選手権(ソルトレイクシティ) 13 12 13
1998年1月4日-11日 全米フィギュアスケート選手権(フィラデルフィア) 8 13 12

プログラム使用曲

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シーズン SP FS
2009-2010 タンゴ・デ・ロス・エクシラドス
作曲:ウォルター・タイエブ
演奏:ヴァネッサ・メイ
ピアノ協奏曲第1番
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
2008-2009 イルミネーション
曲:シークレット・ガーデン
ポンペイ
曲:E.S.ポスチュマス
2007-2008 Overture アルバム『Beethoven's Last Night』より
曲:トランスサイベリアンオーケストラ
2006-2007 The Soul of Spain ジャコモ・プッチーニセレクション
2005-2006 アルビノーニのアダージョ
作曲:レモ・ジャゾット
ドミートリイ・ショスタコーヴィチセレクション
2004-2005 火の鳥
作曲:イーゴリ・ストラヴィンスキー
演奏:Salsoul
トランスサイベリアンオーケストラセレクション
2003-2004 Murder at the Cotton Club
by Erik Ekstrand Ensemble
Wonders of the New World
作曲:エルトン・ジョン
映画『パール・ハーバー』より
作曲:ハンス・ジマー
2002-2003 トランペットと管弦楽のためのカルメン幻想曲
演奏:ドク・セバリンセン、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
映画『未来世紀ブラジル』より
作曲:マイケル・ケイメン
演奏:ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団
2001-2002 Millenium

脚注

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  1. ^ http://www.fsuniverse.net/forum/showthread.php?s=302f4558b190352ba8abfef4d41f2fef&t=83749&page=2
  2. ^ http://content.yudu.com/A1w4n5/SkatingMarch2012/resources/index.htm?referrerUrl=http:%2F%2Fwww.usfsa.org%2Fshell.asp%3Fsid%3D48007

参考文献

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外部リンク

[編集 ]
1955年 – 1999年
2000年 –

(注記) 開催年は年度 1955-65年度は翌年3-4月、1966-81年度は同年11-12月、1982-96年度は翌年1月、1997年度以降は同年12月に開催された。

1979: サビーネ・ベース & タシーロ・ティールバッハ  1980: 非開催  1981: バーバラ・アンダーヒル & ポール・マルティーニ  1982: エレーナ・ワロワ & オレグ・ワシリエフ  1983: キティ・カルザース & ピーター・カルザース  1984: 非開催  1985: ジル・ワトソン & ピーター・オペガード  1986: ケイティ・キーリー & ジョゼフ・メロ  1987: 非開催  1988-1989: ナタリヤ・ミシュクテノク & アルトゥール・ドミトリエフ  1990: マリナ・エルツォワ & アンドレイ・ブシュコフ  1991: カーラ・アーバンスキー & ロッキー・マーバル  1992: マリナ・エルツォワ & アンドレイ・ブシュコフ  1993: エフゲーニヤ・シシコワ & ヴァディム・ナウモフ  1994-1995: マリナ・エルツォワ & アンドレイ・ブシュコフ  1996: オクサナ・カザコワ & アルトゥール・ドミトリエフ  1997: マリナ・エルツォワ & アンドレイ・ブシュコフ  1998: エレーナ・ベレズナヤ & アントン・シハルリドゼ  1999-2001: ジェイミー・サレー & デヴィッド・ペルティエ  2002: タチアナ・トトミアニナ & マキシム・マリニン  2003: 龐清 & 佟健  2004-2005: 張丹 & 張昊  2006: 井上怜奈 & ジョン・ボルドウィン  2007: ジェシカ・デュベ & ブライス・デイヴィソン  2008: アリオナ・サフチェンコ & ロビン・ゾルコーヴィ  2009: 申雪 & 趙宏博  2010-2011: アリオナ・サフチェンコ & ロビン・ゾルコーヴィ  2012-2013: タチアナ・ボロソジャル & マキシム・トランコフ  2014: 川口悠子 & アレクサンドル・スミルノフ  2015: 隋文静 & 韓聰  2016: ジュリアン・セガン & シャルリ・ビロドー  2017: アリオナ・サフチェンコ & ブリュノ・マッソ  2018: エフゲーニヤ・タラソワ & ウラジミール・モロゾフ  2019: 彭程 & 金楊  2020: アレクサ・シメカ・クニエリム & ブランドン・フレイジャー  2021: エフゲーニヤ・タラソワ & ウラジミール・モロゾフ  2022: アレクサ・シメカ・クニエリム & ブランドン・フレイジャー  2023: アニカ・ホッケ & ロベルト・クンケル  2024: 三浦璃来 & 木原龍一

名称の変遷:スケートアメリカ(1979-現在)/ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(1995-現在)

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