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知的生産の技術・梅棹忠夫さんの訃報

梅棹忠夫さんの訃報を携帯電話のニュースで知りました。
亡くなられたのは7月3日、老衰のためで、葬儀は近親者で行われ、後日、お別れの会が開かれるようです。

以前にも書きましたが、私は、梅棹さんの岩波新書『知的生産の技術』にとても影響を受けました。

この本に学生時代に出会えたことは大きな財産でした。
×ばつ3カードのほか、スクラップ記事の整理をするとき、スクラップブックではなく、同じ大きさの紙に「1件1枚」で貼ることは、今も仕事で応用しているスキルです。
勉強そのものではなく勉強のしかたを教えてくれた、貴重な本でした。

斬新だったのは、ひらがなタイプライターの使用です。
手書きの手紙は出してしまえば手元に控えは残らないけれど、タイプライターならカーボン紙をはさんで打てば、まったく同じものが控えとして自分の元に残る、という発想です。
ぱっと見て読みにくいローマ字やカタカナでなく、ひらがなだけでわかりやすい文章を書くというのは、日本語には漢字が必要だと思っている私にもおもしろい考え方でした。

ひらがなタイプライターこそ入手できませんでしたが、その後開発されたワープロに親近感を持ってすぐになじめたのも、素地をこの本が作っていたからだと思います。

現代はパソコンを初め、もっといろいろな知的生産にかかわるものが開発されていますが、基礎の基礎の部分はいつまでも応用がきくものだなと『知的生産の技術』は思わせてくれます。

梅棹忠夫さん、学生だった私にいろいろな方法を教えてくださってありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。

【関連サイト】

webM旅 旅の本 知的生産の技術

この本の内容が詳しく評論されています。目次もあり。

【以前の関連記事】

×ばつ3カードは1件1枚

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2010年7月 7日 (水) 日記・コラム・つぶやき, 書籍・雑誌, 文具 | 固定リンク
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