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金子功さんの新作は無地もの

10月19日(金)〜金子功さんの最後のデザインのサンプルディスプレイが各店舗でありました。
体調が悪かったのですが、今回は、絵型も写真も公開なしでしたから、どうあっても見にいかねば〜 でした。

カネコイサオのHPの説明だけでは、見当がつかない。絵型や写真がなくても、言葉だけの情報で服を推測して予約するようなことは珍しくなかったけれど、ピコフリルびっしりはともかく、パッチワークでは見てみないとわからない。
まして、手に入るかもわからないんですから、これは一目見ておかなくては、です。

まず、いつもの店舗は、もう商品自体がほとんどなくて、2階には服がありません状態。
ワンダフルワールドもカネコイサオもなく服は1階に集めてありましたが、店内がらがら状態でした。

店の奥の階段近くに、3体のマネキンと一つのハンガーでディスプレイされていたのは、どれも無地の生地だけを使った正方形パッチワークでした。

基本は、
ブロード系1セットが、
パッチワークティアードスカート、無地ノースリーブブラウス、無地長袖ブラウス、無地ペチコート、パッチワークストール

綿ローン系1セットが、
パッチワークバルーンノースリーブワンピース、パッチワークバルーン長袖ブラウス

になります。

ブロードのパッチワークは、

茶系...こげ茶 茶 オレンジ ベージュ きなり

グリーン系...グリーン カーキ? ハッカ(薄い青緑系) ハッカ(今回のハッカ 薄い黄緑系) きなり?

で、最下段の正方形の大きさは、10cm角よりも大きかったような気がします。上の段に行くほど小さくなり、最小は5cm角くらい?(けっこういい加減です。すみません)
パッチワークの下の3段は濃い色を多く、上の3段?は淡色系で正方形もぐっと小さくなります。パッチワークストールの正方形も割と大きめ。
ウェストはゴムつきの紐で結ぶタイプ。
フレンチスリーブブラウスとオーバーブラウスは、ピコフリルびっしりですが、ペチコートには、ピンタックと切り替え、たぶんピコットはピンタックのそばについていたと思いますが、ピコフリルはなく、前も開かないシンプルなタイプだったと思います。

無地ものの色展開が、

キナリ・ベージュ・オレンジ・コゲチャ・ハッカ・グリーン・クロ

だったのは、「パッチワークに使っている色系+基本の白と黒」という考えだからだそうです。だから、今回、ブルー系やパープルや赤はないわけなのね。

綿ローンの方は、グレー系とパープル系の2色展開ですが、これは「見ないと色がわからない」の代表のカラフルパッチワークです。
まず、ぱっと見の私の印象は、「グレー系」が「青みパープル系」、「パープル系」が「ピンク系」みたいな感じでした。

全体のデザインは、4cm角くらいの小さめの正方形をはぎ合わせ、裾や袖のところがバルーンの丸みを帯びるように縫い縮めてあります。しかも、薄い綿ローン、これは縫製する方の技術と根気が必要な部分でしょう。
ブラウスは、衿なしで、無地の布(この色でパッチワークの色名が決まっている)が身ごろで、前後びっしりと細い縦ピンタックが入っています。長袖とぺプラムはワンピースと同じパッチワークなので、無地布の部分が、ちょうどベストのような形に見えます。

無地布の色は、
グレー系は、無彩色のグレーではなく、ちょっぴり緑がかったようなグレー。
パープル系は、ラベンダーという色目で出るような、ピンク系に近い紫。
この色が、裾のピコフリルと、ブラウスの身ごろに使われています。

パッチワークの布の色が難しい。(少し違っているかも)

グレー系 ... グレー 黒 青みの淡パープル ラベンダー ハッカ 水色 ベージュ

パープル系 ... ラベンダー 赤 オレンジ ピンク 水色 ハッカ ベージュ

こちらはグラデーションではなく、各色を散らした感じになっています。
ワンピースはフレンチスリーブのかぶるタイプで、パッチワーク以外の装飾はありません。

お店でもお客さんの意見がいろいろ分かれているようでした。
バルーンパッチの方は、ブラウスが苦手だと言う人もいて(私は好きでしたが)、展示品のピコフリルのオーバーブラウスやお客さんの無地ブラウスなどを合わせて着せ替えをしたり。
(ここは、展示をコサージュなどで飾っていなかったんですが、こうやって着せ替えしたりするからなのかも。)
パッチワークの色数が多いので、1色合わせて無地ものを羽織ってもそれはまたまとまってよいのです。
ハンガーにかけてあると横に広がった感じなのですが、人形が着ると割とすらっとしたラインになるので、こういうのは着てみないとわからないかもしれないですね。
バルーンって持っていないので、店員さんやお客さんの服をみて、こういう感じなのかな〜とか推測したり。

無地もののほうは、やはり手持ちのものとの合わせやすさか、人気は高いようでした。
何色もほしい人とか、自分の持ち色がなぜでないのかと思ってる人とか、それもまたいろいろあったかと。
ピコフリルびっしりの服を実は(たぶん)一枚も持っていない私、クリアできるのか?

ここのお店は一応、1人1アイテムにつき1色で、抽選用紙に書いてエントリーしてくる方式でした。
で、細かい希望(両方そろわなかったら不要とか、1アイテムだけでも買うとか)をしてきました。

正方形パッチワークは本来大好きな私ですが、それは「柄と」無地やギンガムが合わさったときツボとなるので、無地だけではちょっとものたりない。
それでも、職人技を堪能できる服はこの先そんなにないだろうなあとじっくり見てきました。
個人的には、金子さんの服を作っている工場とか染めている現場なんかを見学してみたかった。そういう人たちの技がなければ絶対にできなかった服ですもの。

別の店舗では、同じブロードの服を、ウェスト部にコサージュをいっぱいのせてディスプレイしていて、これもまたきれいでした。
無地ものだとこういう小物が生きてきますね。

2007年10月28日 (日) ファッション・アクセサリ, 金子功関連 | 固定リンク
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