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2025年03月08日

コナちゃんのおしりの話

今日はよくみなさんに聞かれることについてお話しようかなと思います。

それは何かというと「アルパカ・コナユキちゃんのお尻」

現状のコナユキちゃんのお尻は他のアルパカと比べると毛がない状態です。
ですので、「おしりハゲてるー」や「えっ、アルパカってこんなだっけ?」とか「おしり寒くないの?」とか「病気...?」なんて言葉をよく耳にします。

そんな声を聞くたびに、「あのですね!!」と、お一人お一人を引き留め、写真を見せながら、暑苦しい熱量で、こんこんと説明したいのですが、そういうわけにもいきません。
(もちろん「どうしたんですかー?」と聞いてくださったかたには、ほどほどの熱量でお話しています)
なので、このブログを読んでくださっている方にコナユキちゃんのおしりの経緯が伝わってくれたらうれしいです。
(注記)傷やカサブタの写真を投稿しています。苦手な方はご注意ください。



もともと、アルパカ達はお肌が弱くフケが溜まりやすい状態でした。
コナユキちゃんは特にお肌が乾燥しやすく、かゆくなってしまうようです。
尻尾の付け根周辺は口が届き(アルパカって体が柔らかいんです!)前歯でかき壊してしまっていました。

写真は昨年6月頃の状態です。
脱毛の範囲は狭い様に見えますが、お肌がカサカサでフケが溜まっていますね。


次は昨年9月頃
暑い季節でもありましたので、水洗いをしていたらより乾燥してしまったようでかき壊してしまいました。
この頃から、以前より相談をしていた獣医師に抗生剤・かゆみ止め入りの特製クリームを作ってもらい、塗り始めています。また、飲み薬も処方してもらいました。


次の写真も同様の9月
日数はあまり経過していませんが、心なしかお肌がしっとりしてきた様に思います。


そして現在の2025年2月
すっかり傷が治ったのと、かゆくないようでかき壊すこともなくなりました。
うっすらと毛が生えてきているのも分かりますか?


現在でも毎日、お尻の汚れを洗い流してからクリームを塗る治療を続けています。
もともとアルパカはお尻を触られるのが好きではない中で、毎日コナユキちゃんには治療に協力してもらっています。
長期間フケが溜まりお肌の環境が良くなかったので、お尻全体に毛が生えそろうことはできないかもしれないそうですが、傷が無くなってお肌はしっとりと潤い、少しずつでも毛が生えてきてくれたらうれしいな、と思っています。
ここ半年くらいの経過をみると個人的には「よくなってきた!もう少し!」と思っていたので、深い意味はないのは分かっていても「ハゲてるー」などのお言葉には少し心が悲しくなっていたのです。

動物も、人も、毛も、お肌も、褒めて伸びると信じています。
コナユキちゃんをみかけた時には、うっすらと生えてきたお尻の毛の成長を見守っていただけたらと。
そして「毎日、治療頑張ってえらいね」「おしりキレイになってきたね」とコナちゃんをほめていただけたら嬉しいです。


tobutobu1 at 09:00│Comments(1)│ [フレーム] │ふれあい動物の森

この記事へのコメント

1. Posted by スペーシア栗橋 2025年03月31日 09:24
5 3月21日にお邪魔致した際にコナユキさんのお尻の異変に気付きましたが、そういう事情だったんですね?
来月にはましろちゃんに会いに長野市茶臼山動物園まで行く予定ですが、心配しそうなのでお母さんのお尻の事はましろちゃんには内緒にしておこうと思います。

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