世界3大レースの一つ、ルマン24時間レースの決勝が週末(6月13〜14日)に開催されました。
最近、TVを観ていると自動車のCMは"エコ"だらけですが、24時間耐久レースもある意味、究極の"エコドライブ"の闘いです。スピードに加えて、燃費も本当に重要な要素ですから。
ここ数年、総合優勝の争いはアウディとプジョーの一騎打ち。
そして、その両者のエンジンはともにディーゼルエンジン。日本では、ともすると黒煙を豪快に吐き出す環境の敵のイメージがありますが、ヨーロッパのそれは、まさにクリーンディーゼル。排気ガスも奇麗ですし、パワーも十分。24時間レースと言う究極のテスト環境でもそれは実証されているわけですね。
で、肝心のリザルトと言えば、、、2004年から昨年までアウディが5連勝を飾っており、2007年から復帰したプジョーは、2年連続で、あと一歩のところで表彰台の中央に立てずにいた状態。
個人的にラテン系の車が好きな私としては、ドイツの耐久性にフランス製品はかなわないのか!?と臍をかんでいたのですが、今年、やってくれました!
プジョー908の1−2フィニッシュ!1993年のプジョー905の衝撃の1−2−3フィニッシュを彷彿させるレースでした。
まぁ、アウディもしっかり3位に入ってましたけど。でも、今年もディーゼルエンジンが表彰台独占なんですよね。低燃費で、パワー、スピードを兼ね備え、そして耐久力もある。ヨーロッパではこんなディーゼルエンジンの乗用車がいっぱい走ってます。こんなエンジンの小型車が入ってきても、ちゃんと減税対象になるんでしょうか?
ハイジとカンガルーに聞いてみたいですね。
またまた前置きが長くなりましたが、今回は2車種3台を紹介します。まずはプジョー905。1993年のルマン優勝車そのもの。そして、衝撃の1−2−3フィニッシュ達成の前年に真夏の鈴鹿の1000キロレースで優勝したマシン。
こちらは、1/43。 スマートなボディに異常にでかいウイングが印象的(スパーク製)。
そしてこちらは、1/87。 このスケールでこの作りこみは驚異的!(同じくスパーク製)
さらに昨年の2位に入ったプジョー908を紹介します。
いかにも『現代のレーシングカー』といった空力にこだわったデザイン(ノレブ製)
う〜ん、公道で走らせて見たいと思うこのスタイリング、カッコ良いですよね。実際の商品を是非、手に取ってご覧下さい。