見本市開催でもっとも頭を悩ませること。それはサンプルが展示できるか否かです。
これは弊社だけに限らず、どの出展社も同じだと思われます。
「次回こそは余裕を持って間に合わせよう!」
と、毎回誓うわけですが...、先般行われた第50回静岡ホビーショーでもギリギリになって到着したサンプルがいくつかありました。
今回紹介する国際貿易特注のエクスプラス・ヘビーメタルコレクション F-4EJ改ファントムII 『オジロワシ』もその一つでした。
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首都防空の要となる百里基地の第7航空団に所属する第302飛行隊のF-4EJ改ファントムII「オジロワシ」です。
なんと、開催初日の朝に届いたため、本当に日本初公開となったアイテムとなりました。
なお、エクスプラス・ヘビーメタルコレクション(以下「EHMC」)のモデルはその時点で市販されていなかったため、クオリティの判別ができないでいた方も多かったようで、実物を見て納得されたという声を聞けて安心することができました。
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空自特有のステンシルをできるかぎり忠実に再現しました!
また、同時期に発売された同社の1:144スケール『零戦』についても(このモデルについては、後日紹介いたします)、同じようなご意見をいただくこともできました。
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ファントム特有のキュッとしまったボディラインが美しいですね!
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この302号機はアメリカ・セントルイスのダグラス工場で製造、太平洋を横断してきた輸入機です。
のちに改造され『EJ改』となりました。
さて、このF-4EJ改モデル、いくつかの特徴がありますので簡単ではありますが紹介いたしましょう。
まず、もっとも目を引くのが、機体全面に入れられたステンシル(注意書き)でしょう。航空自衛隊は世界でも軍を抜いてステンシル表記が多く、印象に残りやすい特徴です。EHMCでは、徹底したリサーチにより的確に再現しています。
また、同スケールのF-4モデルのウイークポイントだった主脚の取り付け方法に周辺部分を一体とする方式を採用、破損事故を回避することに成功しています。
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排気ノズルにかけ下がってくるラインもまさに実機ですね。
ちなみにEHMCではRFとイギリス向け以外のほとんどのバリエーションをリリースできるモールドを作製したとのことです。ということは、EJ型はもちろんのこと、厚木にいたJやSS型、空軍のC/DやE型、G型もできちゃうわけで、ファントムフリークなら涙モノの展開となっていくことでしょう。
弊社では今回の『オジロワシ』に続きほかのバリエーションの企画も温めております。この302号機のように飛行隊名と機番が同じでカッコイイ塗装機がありますよね! 確定したら発表しますので、どうぞご期待ください!
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キャノピーは開閉可能です。パイロットも『搭乗』できます。
ところでEHMCとはいったいどんなメーカーなの? というご質問をホビーショー会場でも多く受けましたので、ここで解説しておきましょう。
新製品のパッケージをご覧になったならば『ピン!』と来た方も多いかと思われます。そう、あのセンチュリーウイングス(以下CW)シリーズの流れを汲むブランドなのです。というよりCWそのものと言っても過言ではありません。
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ファントムの下面のラインが忠実に再現されています。
ほかの72スケールと比べてみると、その違いは段違いにわかります!
さて、このF-4EJ 改 ファントムII 航空自衛隊 302TFS "オジロワシ"は2011年7月発売の予定です。
現在、工場にて最終の組み立てに向けて準備中との情報が届いております。
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商品番号:AVE72001
商品名:F-4EJ 改 ファントムII 航空自衛隊 302TFS "オジロワシ"
希望小売価格:14,800円(税別)
2011年7月発売予定
発売までもうちょっとお待ちくださいね!