あんとマイスケの電波スクール

3時限目身近な電波

身のまわりで使われている電波を見つけよう!

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1さまざまな場所で使われている電波

デンパくん

あんちゃん、電波を身近に感じてもらえたかな?

あん

めっちゃ感じた〜。
基地局ってのが何万個も街の中にあるっていうのも初めて知ったしね。
全然気付かなかった。

基地局を示している図
マイスケ

基地局のアンテナはこういった形のものです。
鉄塔、ビル、電柱、そして、建物の中にもありますよ!

あん

いろんな形があるんだ〜。
今度探してみよっと。

デンパくん

スマートフォンは、基地局から交換局を経由してインターネットや通話ができるんだ。
1つの基地局の電波がカバーする通信可能な範囲をセルといって、セル内にスマートフォンが入っていると通信ができるよ。
移動しても別のセルに入れば、途切れることなく通信ができるんだ。

スマートフォンがインターネットに接続する仕組みを説明する図
あん

当たり前に使えると思ってたけど、快適にスマホ使えてるのは基地局が電波を飛ばしてくれるお陰なんだね〜。

マイスケ

スマートフォンなどは、移動通信システムといって、第1世代からはじまり、第5世代が今最新の5G(Generation)なのです!
さらに、次世代の6Gは開発中です!

2安全を支える電波

デンパくん

電波は生活を便利にしてくれるだけでなく、日々の安全を守ってくれているんだ。
空港や航空機では各種レーダー、計器着陸、管制や運航管理、航空機の飛行中の安全確保などのため、多くの電波が使われているよ。

空港や航空機で電波が使われている様子を示している図
あん

これ全部!?すご〜!

デンパくん

警察でも無線を使って通信指令室から、警察署や現場のパトカー、白バイなどへの指示が行われているよ。

警察で電波が使われている様子を説明する図
あん

通報したらすぐお巡りさんが来てくれるのも、電波のおかげだったんだ〜!

デンパくん

消防・救急無線も、確実で効率的な消防・救急活動の支援のため、消防本部と現場の救急車や消防車と無線で通信が行われているよ。

消防・救急で電波が使われている様子を説明する図
あん

時間との勝負だもんね!

デンパくん

船や港の安全確保にも電波が使われているよ。
海上保安庁の海上交通センターでは、港湾を出入りする船舶に対して、レーダーや各種無線機器を使って、船舶への航行情報の提供、航行管制、監視など、電波による交通整理を行っているよ。

船や港で電波が使われている様子を説明する図
あん

マジで安全守りまくってんじゃん、電波!

マイスケ

某たちの安全で安心な生活は、電波があってこそです!

デンパくん

さらに、気象レーダーは、アンテナを回転させながら雨雲の規模や動きを捉えているんだ。
今後、フェーズドアレイレーダーという高速で雨雲の三次元立体構造を迅速に観測できる最新技術によって、ゲリラ豪雨、竜巻をより短時間で予想できることが期待されているよ。

あん

天気予報にも電波が使われてるんだね〜。

デンパくん

ほかには、都道府県や市区町村で運用されている防災行政無線もあるね。
公園とかで、スピーカーが付いている電柱を見たことあるんじゃないかな。

あん

近所の公園にある!
毎日夕方になると音楽が流れるよ。

デンパくん

それは、同報系防災行政無線の屋外拡声器で、災害などの非常時にも確実に音が鳴るよう、毎日、試験しているんだ。

防災行政無線で電波が使われている様子を説明する図
あん

非常時に備えて、毎日、電波でチェックしてるんだ〜。
でも電波ってどんなふうに飛んでくるの?

マイスケ

それでは、次は電波の伝わり方についてお教えしましょう!

3限目で学習したことをまとめた図

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