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【箱根駅伝】「箱根の夢だけは忘れないで」 45歳で急死した母の最後の言葉を胸に中大・藤田が力走

[ 2025年1月4日 04:38 ]

第101回東京箱根間往復大学駅伝・復路 ( 2025年1月3日 神奈川・箱根町〜東京・大手町の5区間109・6キロ )

ゴールに飛び込む中大・藤田(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

中大は6位でたすきを受けた10区・藤田(2年)が区間4位の走りで5位に順位を押し上げた。「7位を目標にしていて全員で達成できたのが凄くうれしい。順位を上げることができて良かった」と充実の表情で言った。

つらい出来事を経ての箱根路だった。昨年10月に母・理砂さんが闘病の末、45歳で死去。「正直、一度は諦めた」。折れそうな心を支えてくれたのは「箱根の夢だけは忘れないで」という理砂さんの最後の言葉。自らを奮い立たせ、懸命に走り込んできた。「その言葉があったから最後まで頑張れた」。天国の母に届ける力走だった。

チームにとっては13位に沈んだ前回の雪辱になった。藤原正和監督(43)は「"駅伝力"がなかったチームが力をつけた。来年は頂点に挑戦したい」と力強く宣言した。

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