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バスケ好き大谷に見せた!元野球少年・八村 今季最多23得点&守備でも貢献「来てもらってうれしかった」

[ 2024年12月10日 02:00 ]

NBA レイカーズ107-98トレイルブレーザーズ ( 2024年12月8日 ロサンゼルス )

フィンガーロールのレイアップシュートを決めるレイカーズ八村塁(AP)
Photo By AP

レイカーズの八村塁(26)は本拠地ロサンゼルスでのトレイルブレーザーズ戦に先発出場し、38分56秒プレーして今季最多で5試合連続2桁得点となる23得点、5リバウンドをマークした。大黒柱のレブロン・ジェームズ(39)ら主力を欠く中で107―98の勝利に貢献。ドジャースの大谷翔平投手(30)と真美子夫人(27)の観戦する前で会心のプレーを見せ、連敗を3でストップした。

サプライズに、心も体も躍った。主力のL・ジェームズとリーブズを欠く一戦で、八村が今季最多23得点と爆発した。同じロサンゼルスに拠点を置く大谷夫妻の観戦を知ったのは試合開始直前。前もって連絡がなかったために対面機会はつくれなかったが「来てもらってうれしかった。僕も優勝を目指してやっているので、モチベーションになる」と応援に来てくれた感謝をコート上で表現した。

今季最高のパフォーマンスだった。5本中3本の3点シュートを沈めるなどフィールドゴール成功率は両チーム最高69・2%を記録。自己最多4スチールと守備でも奮闘した。出場時の得失点差はプラス31まで伸び、チームの連敗ストップに貢献。「チームはディフェンスで苦労していたので、特にディフェンスでアグレッシブにやろうと思った」と汗を拭った。

バスケ好きで知られる大谷と、小学生まで野球少年だった八村。同じ米4大スポーツの日本の第一人者として刺激を与え合う間柄だ。八村がウィザーズでプレーしていた19年11月29日に大谷がレイカーズ戦を観戦に訪れたが、試合に敗れた。一方、大谷はエンゼルス時代の23年7月8日に八村が始球式を務めたドジャース戦で本塁打を放った。異次元の活躍を続ける二刀流は八村にとっての何よりの発奮材料でもある。

八村は11月に日本バスケ協会の強化方針を批判。その後は故障離脱し、復帰後もチームは黒星が先行していただけに、悪い流れを断ち切る白星にもなった。「この2週間ぐらい、チームとしても凄く流れが悪かった。コーチから、僕がステップアップしなければならないと言われた。チームが勝てて、僕もいい活躍ができて良かった」と胸を張り「彼ら(ドジャース)は優勝した。それが僕にやる気を起こさせてくれる。今年は僕らにも多くのチャンスがある」と上を見据える。大谷夫妻からパワーをチャージされ、開幕前に掲げたNBA制覇への決意を新たにした。

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