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初場所新十両Vの尊富士 「2桁は目標にしないと」新入幕が有力な春場所で大暴れだ

[ 2024年2月23日 06:47 ]

新入幕が確実な春場所へ向けて稽古する尊富士(左)(撮影・前川 晋作)
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大相撲初場所で13勝を挙げて新十両優勝を果たした尊富士(たけるふじ、24)が22日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で稽古を行った。

春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)では、初土俵から所要9場所での史上最速(付け出しを除く)新入幕が確実視されている状況。「2桁勝つことは目標にしないと」と、昨年名古屋場所の伯桜鵬や今年初場所の大の里らに続く新入幕場所での大暴れを予感させた。

初場所で関取に昇進したばかり。横綱・照ノ富士(32)を始め計6人の関取が在籍する部屋には番付上位の兄弟子も多いため「関取になった実感もそんなにない。関取になったからって偉くなったわけではない」と謙虚に話した。

序ノ口デビューから通算56勝8敗で、勝率88%という驚異的な成績で番付を駆け上がってきた。「他の部屋だったら少しは満足する場面もあると思うけど、全く満足してないです」。レベルの高い部屋だからこそ慢心することはなく、どこまでも快進撃を続けていくつもりだ。

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