民間ロケット「カイロス」の打ち上げ再延期執行役員「次こそは、という思いで...」

[ 2024年12月16日 04:43 ]

打ち上げが延期となった小型ロケット「カイロス」2号機(共同通信社ヘリから)
Photo By 共同

宇宙事業会社スペースワン(東京)は15日、和歌山県串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」で予定していた小型ロケット「カイロス」2号機の打ち上げについて、強風のため延期したと発表した。新たな日程は18日午前11時で調整している。当初は14日の予定だったが、発射場上空の強風により延期となっていた。

宇宙ビジネスで海外の後を追う日本にとって、民間単独で初となる衛星投入に期待が集まったが、再び先送りとなった。

同社の阿部耕三執行役員は15日の報道陣への説明会で、前日よりも風の状況は改善していたとした上で「上空の天候は直前にならないと分からない」と釈明。精緻な天候分析を続けたいとした。

また発射場の立地には問題はないとし「応援してほしい」と語った。

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スポニチアネックス取材班