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劇団四季 急死の俳優・下村青さんを追悼「唯一無二の俳優でした」 同劇団キャラクターの礎築く

[ 2024年8月20日 12:05 ]

俳優・下村青さん
Photo By スポニチ

劇団四季は20日、かつての団員で15日に60歳で死去した俳優の下村青(しもむら・あお)さんを追悼した。

下村さんの訃報は16日に公式SNSを通じて伝えられた。下村さんは1984年に劇団四季入団し活躍。劇団四季は、下村さんについて「ミュージカルからストレートプレイ(台詞劇)まで多数の舞台に出演。数々の大役を演じるとともに、初演キャストとして抜擢された作品も数多く、キャラクターの礎を築かれました」と、その功績をたたえた。

「退団後も『ライオンキング』『スルース(探偵)』『夢から醒めた夢』など、客演として四季の舞台に立たれ、2014年『ジーザス・クライスト=スーパースター』[エルサレム・バージョン]が劇団四季での最後の出演となりました」と回顧。「一つひとつの作品に惜しみない愛情と情熱を傾け、確かな演技力と艶やかで力強い歌唱、美しい所作や身のこなしで観る者を惹きつけ、圧倒的な存在感と個性、輝きを放つ唯一無二の俳優でした。在りし日のご活躍を偲びつつ、心よりお悔やみ申し上げます」と故人をしのんだ。

下村さんの公式X(旧ツイッター)「下村 青 Official」は16日に訃報を伝え、死因について「詳しいことは現在調査中でございますので、追ってお知らせいたします」と説明。「20歳で劇団四季に入団し俳優の道を歩み始めてから、今年でちょうど40年節目の年でした...演劇界の異端児と異名を頂くほど個性豊かな役者ではありましたが、役に掛ける情熱は誰よりも素晴らしかったと誇りに思います。『情熱は力!!』下村青」と記していた。

下村さんはミュージカルを中心に活躍したほか、市川猿之助が演出を手掛けた「スーパー歌舞伎II」の「ワンピース」「新版オグリ」にも出演。昨年5月に明治座で行われた「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」にも出演していた。

今月2日には、歌舞伎俳優の尾上松緑が席亭を務めるオンラインのトークイベント「紀尾井町家話」にゲスト出演したばかりだった。

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