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藤井聡太銀河 連覇逃す「数手で方針を間違えてしまい」 丸山忠久九段が初優勝「自分にもチャンスがと」

[ 2023年12月23日 14:40 ]

銀河戦で対戦する藤井銀河(右)と丸山九段(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

将棋の第31期銀河戦決勝が23日午後、囲碁・将棋チャンネルで配信され、先手の丸山忠久九段(53)が藤井聡太銀河(21)=8冠=を99手で下し、初優勝を飾った。収録日は11月1日。

1990年(平2)にプロ入りし、33年のキャリアを誇る丸山は「銀河戦を1回くらいは勝ちたいと思っていたが、正直言ってそういう機会があるかどうか分からなかった。藤井さんは強敵中の強敵だが、短い時間の勝負なので下手の人にもチャンスがある。だから自分にもチャンスがあるのかなと思っていた」とニコニコ顔。

8冠の藤井を倒すのは若い世代ではないかとの見方を覆したことについて「年齢の良さを生かし、同世代で一緒に頑張っていきたい」と意欲を示した。

11月25日には第1回達人戦で準優勝。12月8日は通算1000勝(特別将棋栄誉賞)をマークした。体調維持のため毎日2時間のジムワークが日課。デッドリフト120キロ、ベンチプレス90キロを挙げるという。

一方で連覇を逃した藤井は「戦いが始まって数手で方針を間違えてしまい、こちらがうまく均衡を保つのが難しい展開にしてしまった」と反省の弁。「残念だが、丸山九段に中盤以降鋭く指されたところもあり、早指しであれば当然ミスが出ることは避けられない。切り替えるしかないと思う」と話した。

昨年度、出場資格のある一般棋戦4大会を全て制していた藤井は、10月11日に王座を獲得し、タイトル戦全制覇も達成。棋戦を独占する状態となったが、「完全無双期間」は20日でストップした。9月9日以来の公式戦連勝も11で止まった。

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