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WBOAPウエルター級王者・佐々木尽 5・16に後楽園ホールで復帰戦「レベルの違い見せる」

[ 2024年2月21日 18:57 ]

次戦の発表会見を行った佐々木
Photo By スポニチ

日本人初のウエルター級世界王者を目指す、WBOアジア・パシフィック・ウエルター級王者の佐々木尽(22=八王子中屋)が21日、5月16日に東京・後楽園ホールで行われる『Lemino BOXING PHOENIX BATTLE 115』でWBOアジア・パシフィック(AP)・ウエルター級タイトルマッチ&東洋太平洋同級王座決定戦を行うことを発表した。この日、会見に臨んだ佐々木は「今回の試合は相手どうこうではない。また試合ができるということが凄く幸せ」と次戦決定に喜びを口にした。

17戦16勝15KO1敗1分けで、WBO同級6位・IBF同級6位・WBA同級7位・WBC同級11位の佐々木は昨年5月に米ラスベガスで行ったスパーリング合宿中に左肩を負傷。同7月には星大翔(25=角海老宝石)を11回TKOで下し、2度目の防衛を成功させるも、試合中に再び左肩を痛め、同21日に左肩腱板断裂の手術を受けた。「もう引退なのか、選手生命終わりなのかといろいろな思いが頭をよぎった」と振り返るが、徐々に練習を再開。3月からスパーリングを予定するなど、順調に回復しているという。

まだ状態は「60パーセント」と話すが、同ジムの中屋廣隆チーフトレーナーが「いきなり目の前からいなくなる感覚」と表現するように、負傷前と比べてシャドーボクシングでのスピードが格段に上がったという。佐々木は「(試合まで)3カ月なので、それまでにしっかり仕上げたい」と闘志を燃やす。

昨年7月、米ラスベガスで行われたテレンス・クロフォード(米国)とエロール・スペンス(米国)によるウエルター級世界4団体王座統一戦を現地で観戦した。「壁を感じた」と自身が世界を目指す階級のレベルを体感しながら「早く自分もその実力をつけて、俺はここの舞台で世界チャンピオンになるんだ、と感じた」と来年の世界挑戦を見据え、さらなる飛躍を誓う。

次戦のジョー・ノイナイ(フィリピン)戦に勝利すれば、以降に本格的な海外スパーリング合宿も予定していることを明かし「レベルが違うというところを見せたい」と復帰戦での快勝を誓った。

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