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元小結・千代大龍の明月院秀政がブレイキングダウンで判定負け...パンクラス元王者にパンチ当たらず

[ 2024年2月18日 15:18 ]

ブレイキングダウンに参戦した大相撲の元小結・千代大龍の明月院秀政(撮影・前川 晋作)
Photo By スポニチ

大相撲の元小結・千代大龍の明月院秀政(35)が18日、人気格闘家の朝倉未来がCEOを務める1分1ラウンド制の総合格闘技大会「Breaking Down(ブレイキングダウン)」に出場した。

総合格闘技パンクラス元ライト級1位の金田一孝介(34)と、無差別級のキックボクシングルールで対戦。自身より約60キロ軽い98キロの相手に、パンチとキックのコンビネーションで翻弄された。相撲のように頭を下げて突進していく場面もあったが、重いパンチを当てることはできず。判定5―0の完敗だった。

前頭12枚目だった22年九州場所中に相撲界を電撃引退。「こういう大きい舞台に出るのは久しぶりでワクワクしている」と話していた。現役時に最高200キロ近くあった体重は155キロに。金色に染めたあごひげ、耳にはピアス、右腕には入れ墨がびっしり入っており、力士姿から一変。「当たれば倒れると思いますので、頑張ってパンチを当てて良い試合をしたい」と意気込んで臨んだ。

オーディションでは「相撲は全スポーツの中で最強。路上の喧嘩は相撲が強い」と豪語。短時間勝負で相撲の強さを見せたいところだったが、総合格闘技を本業とする金田一の技術に屈した。


◇明月院 秀政(めいげついん・ひでまさ)1988年(昭63)11月14日生まれ、東京都荒川区出身の35歳。葛飾白鳥相撲教室で小6から相撲を始め、葛飾区立大道中、都立足立新田高を経て日体大に進学。4年時に全国学生選手権で優勝し学生横綱を獲得。九重部屋に入門し、11年技量審査場所で幕下15枚目格付け出しデビュー。12年初場所で新十両に昇進し、本名の明月院から「千代大龍」に改名。同年夏場所で新入幕。14年秋場所で新小結。幕内在位58場所。三役在位1場所。金星3個。技能賞1回。22年九州場所中に現役を引退。日本相撲協会には残らず、23年1月に東京・六本木で焼き肉店「みいとらんど」を開業。体重は現役引退時に189キロで現在155キロ。

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