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渡辺恒雄さん死去 3月の燦燦会で巨人激励「今年こそは頑張って優勝し、日本一に向けて頑張って頂きたい」

[ 2024年12月19日 10:23 ]

読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆
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読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄(わたなべ・つねお)さんが、19日午前2時、肺炎のため東京都の病院で死去した。98歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は長男睦(むつみ)さん。読売新聞グループ本社が発表した。プロ野球・巨人のオーナー、株式会社読売ジャイアンツ取締役最高顧問などを歴任し、日本球界の発展に寄与した。

渡辺さんは今年のプロ野球シーズン開幕前の3月、都内で行われた燦燦会に車いす姿で出席。「読売新聞の渡辺恒雄でございます。脚を痛めておりまして、歩けないでどうもよたよたしていて誠に申し訳ございません。今日、年度末お忙しい時に巨人軍の応援団、燦燦会の財界の皆様、お元気にお集まりいただきましてありがとうございました。選手諸君も元気の塊、ありがたいと思います。本当にありがとうございます。お祝いにこのお忙しい席にこれだけお集まりいただきまして、本当にありがとうございます」と感謝を述べた。

さらに「この2、3年、どうも巨人軍は調子が悪くて成績の方はちょっと残念なところはありますが、今年こそは頑張って優勝し、日本一に向けて頑張って頂きたいと選手諸君にはお願いいたします。この2、3年ちょっと具合が悪かったけど、応援団の財界の皆様方、今年こそ諦めずに一緒に応援していただきたいと思います。今日は本当にありがとうございました」とあいさつしていた。

渡辺さんは1926年5月30日生まれ、東京都出身。読売新聞社に入社しワシントン支局長、政治部長、論説委員長などを経て、05年にグループ本社の会長に就任。2007年、第54回カンヌ国際広告祭で世界のメディア業界の中から傑出した人物を讃える「メディアパーソン・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。副社長時代の1989年、読売巨人軍の球団内で組織された最高経営会議のメンバーに選ばれ、その発言が球界に強い影響力を及ぼすようになり、1996年オーナーに就任。株式会社読売新聞社社長、読売ジャイアンツ(巨人)の球団オーナー、株式会社読売ジャイアンツ取締役最高顧問、社団法人日本新聞協会会長を歴任した。

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