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サヨナラ勝ちの京都国際、選抜当確の裏に遊撃師弟コンビ 入院先輩は号泣、弟子V撃「一緒に戦った」

[ 2023年10月29日 11:40 ]

高校野球秋季近畿大会準々決勝 京都国際1-0近江 ( 2023年10月29日 シティ信金スタ )

<京都国際・近江> 9回1死二塁、サヨナラ打を放った京都国際・清水は感極まる (撮影・後藤 大輝)
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京都国際が近江をサヨナラ勝ちで下して4強に進んだ。22年夏以来3季ぶりの甲子園となる選抜出場を確実にした。

両者無得点で迎えた9回だった。1死二塁で「5番・遊撃」の清水詩太(うた=1年)が左前打を放って、サヨナラ勝利を決めた。

「来た球は全部振ろうと思っていました。最後の場面でも普段通りにできました」

今チームの正遊撃手である藤本陽毅(2年)は、京都大会中に体調不良で入院。1年夏から背番号6を背負ってきた正遊撃手不在での戦いを強いられた。

1年生の清水は、藤本の代役として今秋の近畿大会から背番号6を与えられた。

「藤本さんは、練習に来られない間もLINEで球場の風の特徴などを教えてくれました」

その藤本は25日にチームに再合流。この一戦はボールボーイとして参加した。藤本はサヨナラ勝利の瞬間に号泣し、その姿を見た清水も涙を流した。

清水は、練習中に藤本の上着を着用してきたと言う。「藤本さんと一緒に戦っている気でいました」と、そばで見守ってくれた"師匠"に成長を届けた。

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