「骨髄バンクドナーに登録を検討されている方の後押しになれば幸いです。」と、ご自身が経験したドナー登録〜提供に至るまでの体験談を新田剛志さんから応募いただきました。
『早っ!』
献血は頻繁に行っていましたが、骨髄バンクのドナー登録が献血と同時に出来ることを知らなかったので、ドナー登録をしたのは「つい最近」でした。そしてドナー登録からわずか2ヶ月で携帯電話の留守番電話に骨髄バンクの方から患者さんと白血球の型が一致したと連絡が入っていたのを聞いたときは驚きました。『早っ!』と声に出してしまったのを今でも覚えています。
妻の出産予定と重なる
実はその連絡を頂いた2ヶ月後に妻が出産を予定しているタイミングでしたので、それまでにすぐ採って欲しい!と考えていました。私はまだ、検査や日程調整といったコーディネートが有ることを理解していなかったんです。
コーディネーターの方からはこまめに連絡を頂き、妻の出産のスケジュールなどにも十分配慮頂きました。
喜びと同時に責任感
ただ、コーディネートの際には何かの都合でキャンセルにならないように、また折角なので自分の骨髄が採用されてくれ、と変な緊張感を感じていました。無事にドナーとして選定された通知を頂いた際には合格通知を受け取ったような喜びと、自分の都合でスケジュールを変更して患者さんに負担をかけてはいけないと健康管理に責任感も持ちました。
赤ちゃん誕生と消毒の徹底
最終同意面談の後は健康診断や自己血の採取などが続きましたが、自営業ですので、スケジュール調整は問題無く、スムーズに進みました。
赤ちゃんが生まれていた事もあり、入院期間中は病院からインフルエンザなどをもらって帰らないように、マスクの着用や手指のアルコール消毒などを徹底して過ごしました。
あっという間の出来事
骨髄採取自体は全身麻酔の為、あっけないくらいに何も起こらず、痛みも残らず、あっという間の出来事でした。
事前に聞いていた通り、呼吸器の挿管の影響で喉にカラオケに行ってたくさん歌った時のような違和感が出ましたが、それもすぐに収まりました。
次の機会も
自分の骨髄が病気で困っておられる方のお役に立てればいいなと献血の延長線で気楽に登録しましたし、自分の仕事のスタイルからも気楽に協力出来ました。時間を自分で管理出来る自営業者の方やフリーランスの方にこそ、ドナー登録に協力して欲しいなと感じています。貴重な体験が出来ましたが、次の機会もあればぜひ協力したいと思っています。
いま、あなたにできること
- 骨髄バンクへのドナー登録について
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